ここができれば東京~群馬全通! 国道17号「上尾道路」どこまで進んだ? 新たな「国土の大動脈」事業費は増額

とりあえず時間かかりそうな工事は進めてます!

「国土の大動脈」国道17号バイパスの“ミッシングリンク”

  国土交通省 関東地方整備局は2023年11月29日、今年度4回目となる事業評価監視委員会を開催。国道17号「上尾道路」「上尾道路II期」事業について再評価がなされました。

 上尾道路はさいたま市から鴻巣市に至る国道17号のバイパスで、延長は20.1km。東京から続く国道17号「新大宮バイパス」からさらに北、圏央道の桶川北本ICの先までの11.0km(I期区間)は2016年までに開通していますが、暫定2車線区間を残したままです。 また、その先鴻巣市までのII期区間9.1kmは未開通です。ここがつながれば、国道17号「熊谷バイパス」と接続し、「深谷バイパス」「上武道路」とつながって群馬県まで17号バイパスで行けるようになります。 今回の再評価は、事業費が約54億円の増額となる見込みを受けてのもの。これは、II期区間の鴻巣市内で無電柱化を進めるため、電線共同溝の追加工事が必要になったためとされています。 I期区間の4車線化については、用地取得率は約99%まで進んでいるものの、関係者の多い未買収地で調整に時間を要しているといいます。早期完成を目指し、用地取得と工事を推進するということです。 II期区間は2020年評価時に用地取得率9%でしたが、現在は28%まで進捗しました。工事に時間のかかるJR高崎線との交差部は、跨線橋の橋桁まで架かっています。 上尾道路の全体が完成すると、現道と比べた所要時間(宮前IC~箕田交差点)は57分から約36分短縮され、21分になるといいます。埼玉県知事は「都圏と上越地方を結ぶ国土の大動脈である国道17号の一部であり、圏央道へのアクセス向上や国道17号現道の慢性的な渋滞緩和を図る上で非常に重要な道路」とし、早期整備を求めています。 なお、これとは別に、上尾道路の自動車専用部として、新大宮バイパス上の首都高S1埼玉大宮線を上尾道路まで延ばす「新大宮上尾道路」の事業も進められています。

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