ジローナ、バルセロナとの合計6発の撃ち合い制し首位浮上!…リーグ戦8試合無敗に

 ラ・リーガ第16節が10日に行われ、バルセロナとジローナが対戦した。

 3位バルセロナと暫定2位ジローナによる注目の上位対決。ホームのバルセロナは前節、上位を争うアトレティコ・マドリードを1-0で撃破し、リーグ戦での無敗記録を4試合に伸ばした。対するジローナは前節バレンシアに2-1で競り勝ち、リーグ戦7試合負けなしとこちらも好調を維持している。果たしてどちらのチームが勝ち点「3」を手にするのだろうか。

 序盤はホームのバルセロナが何度かゴール前に迫るシーンを作るも、ジローナ守備陣も集中した対応を見せ決定的なシュートを打たせない。すると12分、ジローナは後方からの長いスルーパスに抜け出したビクトル・ツィガンコフがゴール前へグラウンダーで折り返すと、走り込んだアルテム・ドフビクがネットを揺らし、幸先良く先制に成功した。バルセロナは失点直後にジョアン・フェリックスがボックス内へ抜け出すも、シュートはDFにブロックされた。

 バルセロナは18分にもチャンス。ジョアン・カンセロが左から上げたクロスにハフィーニャが滑り込みながら合わせたが、至近距離からのシュートはGKの好セーブに阻まれる。その直後には右CKを獲得すると、ハフィーニャのキックにレヴァンドフスキが頭で合わせ、同点に追い付いた。27分にはジローナに決定機。最前線のドフビクが起点を作り、ミゲル・グティエレスがボックス内左から狙ったが、シュートはGKイニャキ・ペーニャの好セーブに阻まれた。

 31分、バルセロナはカンセロがJ・フェリックスとの好連携からボックス内左へ侵入。深い切り返しから右足を振り抜いたが、シュートはGKのブロックに阻止される。対するジローナは40分、中盤での見事なパス交換から左へ展開し、ボールを受けたグティエレスがカットインから左足を一閃。強烈なシュートがゴール左上隅に突き刺さり、アウェイチームが勝ち越しに成功した。前半はこのまま1-2で終了する。

 1点ビハインドのバルセロナは後半開始から圧力を強めていく。50分には中央を持ち上がったフレンキー・デ・ヨングが強烈なミドルシュートを放つ。57分にも細かいパス交換で相手を押し込み、最後はギュンドアンがボックス手前から右足を振り抜いたが、いずれもGKパウロ・ガッサニーガにセーブされた。その後はオープンな展開が続き、両チームともに相手ゴールに迫るシーンを作るが、互いにゴールを奪うまでには至らない。

 バルセロナは65分にフェラン・トーレス、ラミン・ヤマル、アレハンドロ・バルデを投入。対するジローナも73分に主将クリスティアン・ストゥアーニをピッチへ送り込む。その後はバルセロナが主導権を握っていたものの、80分にスコアを動かしたのはジローナだった。GKからのロングキックをストゥアーニが頭で繋ぎ、これを受けたバレリー・フェルナンデスがGKペーニャとの1対1を冷静に沈め、リードを2点に広げる。

 厳しい展開となったバルセロナは90+2分、ボックス内でボールを収めたF・トーレスが横へ送り、後方から走り込んできたギュンドアンが反転から左足でゴール左上隅へ叩き込み、土壇場で1点差に詰め寄る。しかしその直後、左からのクロスにファーサイドのストゥアーニがダイレクトボレーで合わせ、再び2点のリードを奪った。試合はこのまま2-4で終了し、勝ち点「3」を積み上げたジローナが首位に浮上している。

 次節、バルセロナは16日にアウェイでバレンシアと、ジローナは18日にホームでアラベスと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 2-4 ジローナ

【得点者】
0-1 12分 アルテム・ドフビク(ジローナ)
1-1 19分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
1-2 40分 ミゲル・グティエレス(ジローナ)
1-3 80分 バレリー・フェルナンデス(ジローナ)
2-3 90+2分 イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)
2-4 90+5分 クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ)

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