ラ・リーガで悲劇…グラナダvsビルバオの一戦で観客が死亡、試合は前半途中で中断・延期に

 ラ・リーガ第16節グラナダvsアスレティック・ビルバオの一戦が、試合中に発生したアクシデントにより中断となった。

 現地時間10日にグラナダの本拠地『ヌエボ・ロス・カルメネス』にて行われた一戦は、17分過ぎにスタンドで予期せぬ事態が発生する。『マルカ』や『アス』など有力メディアが報じたところによると、グラナダのシーズンチケット所有者1名が心肺停止の状態に陥ったとのこと。観客の異変に気付いたアスレティック・ビルバオのスペイン代表GKウナイ・シモンが審判団へ報告したことで、すぐさま試合は一時中断となった。

 その後、両クラブのメディカルスタッフおよび現場に到着した医療従事者らが蘇生を試みたものの、最終的に当該のサポーターはスタンドで息を引き取ったという。両クラブの選手はピッチ上で20分ほど待機した後、審判団の指示によりロッカールームへ退避。約1時間の中断を受け訃報が知らされると、両クラブは試合の延期で合意したようだ。

 ラ・リーガは公式X(旧:Twitter)にて「『ヌエボ・ロス・カルメネス』でのファンの悲劇的な死を受け、グラナダvsアスレティック・ビルバオの一戦は中断となった。彼らの家族や友人、そして全てのグラナダファンにお悔やみを申し上げます」とした上で、「試合を明日12月11日午後9時に再開することを決議した」と発表。なお、試合は6分にガーナ代表FWイニャキ・ウィリアムスのゴールでアスレティック・ビルバオが先制。試合は0-1の17分から再開されることになるという。

 今回のショッキングな出来事を受け、グラナダは公式サイトにて「ご遺族や友人、そしてすべてのグラナダファミリーの皆様に心よりお悔やみを申し上げます」と声明を発表。また、対戦相手のアスレティック・ビルバオも「主審と両クラブの合意によって中断されたラ・リーガ第16節の試合中に『ヌエボ・ロス・カルメネス』でファンが亡くなったことを深く悼みます」と哀悼の意を表している。

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