【モデルプレス=2023/12/11】日向坂46が12月9日~10日の2日間、神奈川県・Kアリーナ横浜にて全国ツアー「Happy Train Tour 2023」の追加公演を開催。オンラインで生配信も行われた。ここでは、ツアー最終日となった10日の公演の模様をレポートする。
【写真】日向坂46、クリスマス衣装から美脚チラリ
◆日向坂46、全国ツアーで計14万人動員
同公演は、8月〜11月にかけて行なわれたアリーナツアー「Happy Train Tour 2023」の追加公演。ツアー全体では、全12公演で計14万人を動員、Kアリーナ横浜の2日間だけでも計4万人を動員。Kアリーナ横浜初日公演の9日には、一期生の潮紗理菜の卒業セレモニーも実施した。
◆粋な演出でKアリーナが“夜空の下”に
冒頭、列車の車両を模したセットからメンバーたちが姿を現すと、アップテンポなダンストラックが流れる。開演から激しいダンスを繰り広げたメンバーたちは、キャプテン・佐々木久美の「行くぞー!」という掛け声をきっかけに、最新曲「君は0から1になれ」をパフォーマンス。グループのダンススキルを存分に見せた。続いてステージ上に月のオブジェが登場すると、齊藤京子がセンターを務める「月と星が踊るMidnight」を歌唱。ステージ側の壁一面が星空のように輝き、Kアリーナの空間を夜空の下のように変えた。
再び短いダンストラックを挟み、今度はアリーナ中央を横切るように設置された花道で「川は流れる」をパフォーマンスする。左右に大きく広がる会場の形に合わせ、横一列になって美しい行進とカノンダンスを見せた。
ここで最初のMCタイム。齊藤京子は「(ツアー初日から数えて)12公演目ってことですよね。そう考えると寂しい気もするんですけど、今年最後のライブでもあるので、みなさんと最高の思い出を作りたいなと思います」と抱負を語った。続いて松田好花が、客席のブロックごとにコール&レスポンスを敢行。アリーナ、ローワー、ミドル、アッパーというKアリーナならではの呼称に加え、配信で観ているファンにも呼びかけた。
◆人気表題曲から期別楽曲まで 豊富な楽曲で彩る
続くパートでは、日向坂46のデビューシングル表題曲「キュン」と、2ndシングル表題曲「ドレミソラシド」を立て続けに披露。日向坂46の元気で若々しいイメージを決定づけた2曲に、会場のファンのコールも一段と大きくなった。
ここからは人気カップリング曲が続く。三期生がアップテンポの賑やかな曲「ゴーフルと君」で盛り上げると、青いドレス衣装に身を包んだ四期生が「シーラカンス」を披露。会場には水中の気泡を思わせるシャボン玉が飛ばされた。「恋は逃げ足が早い」では、金村美玖が「おひさま(日向坂46のファンの愛称)のみなさん、今日はツアーファイナルですよー!過去一の声で盛り上げてください!」とあおる。ラストはキャノン砲で紙テープが発射され、会場をきらびやかに彩った。
「ガラス窓が汚れてる」では、列車の車両がリフトアップされ、センターの河田陽菜を始めとするメンバーたちが立体的にフォーメーションを変えながらダンスを披露。そして日向坂46の楽曲の中でももっともエモーショナルな「こんなに好きになっちゃっていいの?」で、全員一丸となった渾身のシンクロダンスを見せた。
◆けやき坂46「期待していない自分」を全員で披露
その後、一期生から三期生のメンバーがはけると、ステージ上に設置された車掌室に四期生の平尾帆夏が登場。「8月末からとても長いご乗車、ありがとうございます」と感謝を述べてから、四期生のメンバーからの質問を読み上げる。
最年長の平岡海月からの「一生どちらかしか食べられないとなったら、お肉かお魚か、どちらですか?」という質問に対し、会場のファンは7割方が「肉」と答えた。さらに客席に向かって自身のキャッチフレーズ「ひら砲」を放つと、ファンが「わー」とのけぞる下りも行なう。他の四期生も制服姿で登場し、平尾のセンター曲「ロッククライミング」を爽やかな笑顔とともに歌った。
そして「期待していない自分」のイントロが流れると、雰囲気が一変。懐かしい白デニム衣装を着た一期生から三期生がステージに現れ、力強いパフォーマンスを行う。この楽曲は、日向坂46の前身のけやき坂46(ひらがなけやき)時代にターニングポイントをもたらした一曲で、今回のツアーでは先輩たちの意志を受け継ぐように四期生が歌っていた。最終日のステージでは、センターの一期生・佐々木美玲を中心に、再び先輩メンバーたちが渾身のパフォーマンスを披露。楽曲の後半には四期生も合流し、全員で激しく踊った。まだ何者でもなかったけやき坂46が、自分たちの道を模索してもがいていた頃に戻ろうとしているような、メンバーたちの必死の表情が見えた。
そのまま、四期生によるMCへ。先輩たちと一緒に「期待していない自分」を披露したことについて、藤嶌果歩は「先輩方のパフォーマンスを見て、やっぱり先輩方ってすごいなって思って、ずっと見させていただきたいなって思うような背中を見させていただきました」と言いながらも、「私たちも一緒に踊らせていただいて、これが今の日向坂46なんだよっていうのをみなさんに知ってもらえたらうれしいなって思って。今の日向坂46をみなさんに好きになってもらえたらいいなって思ってパフォーマンスさせていただきました」と語った。平尾は、先日活動を辞退した岸帆夏のことに触れ「岸帆夏ちゃんの思いも込めて、これから(四期生)11人で頑張らせていただきます。よろしくお願いします!」と前向きに挨拶した。
さらに、四期生の“煽り隊長”こと清水理央が音頭を取り、客席のファンとコール&レスポンス。清水が「もっともっとこれからも、日向坂と高く跳んでくれますか!」と絶叫すると、観客は大きな歓声で応えた。
◆華やかなクリスマス演出も
また「ホントの時間」では、白を基調にしたクリスマス仕様のコートを着て、クリスマスツリーの華やかな映像をバックに歌唱。続く「アザトカワイイ」では、全員で客席に向かってボール投げを敢行し、日向坂46のライブらしくファンとのコミュニケーションを行った。
本編ラストは最新シングル表題曲「Am I ready?」。センターの上村ひなのがバルーンに乗りこみ、2階席の高さまで上がって観客に手を振る。最後は上村が「ありがとー!」とカメラに向かってウインクをして締めた。
◆「5回目のひな誕祭」開催決定
アンコールでは、全員で「HEY!OHISAMA!」をパフォーマンス。キャプテン・佐々木の「ラスト、全力で行くぞー!」という声に続き、メンバーたちはステージと花道を移動しながら、会場中のファンとコミュニケーションを取った。曲中には富田鈴花が先頭になってコール&レスポンス。ステージ上で自由にはしゃぐメンバーたちからは、多幸感が溢れ出していた。
ここで、スクリーンに「5回目のひな誕祭」の開催決定を知らせるムービーが流れる。「ひな誕祭」は、日向坂46のメジャーデビューを記念して毎年行われているライブで、2024年は4月6、7日に横浜スタジアムで開催されることがサプライズで告知された。
そして会場が最高潮に盛り上がった中、キラーチューン「誰よりも高く跳べ!2020」をパフォーマンス。続いてライブ定番の「JOYFUL LOVE」へとつなぐ。会場のファンがペンライトで恒例の「虹」を作り、ハッピーな空気の中でステージを終えた。
◆日向坂46、Wアンコールで「約束の卵」歌唱
しかし、この日のまだライブは終わらなかった。Wアンコールを受け、メンバーたちが再びステージに登場。最後に歌ったのは「約束の卵2020」。この楽曲は、東京ドームでの公演を夢見て、けやき坂46時代から歌ってきたものだ。
コロナ禍での度重なる延期を挟み、グループは2022年に初めて東京ドームのステージに立った。今日、久々に「約束の卵」を歌うメンバーたちの姿を見て、ファンは再び東京ドームを目指す日向坂46の前向きで熱い気持ちを受け取り、会場は一体となって合唱。こうして日向坂46は、2024年のライブを締めくくった。(modelpress編集部)
◆日向坂46「Happy Train Tour 2023」追加公演・12月10日セットリスト
影アナ:佐々木久美、藤嶌果歩
Overture
1.君は0から1になれ
2.月と星が踊るMidnight
3.川は流れる
<MC>
4.キュン
5.ドレミソラシド
6.ゴーフルと君
7.シーラカンス
8.恋は逃げ足が早い
9.ガラス窓が汚れてる
10.こんなに好きになっちゃっていいの?
11.ロッククライミング
12.期待していない自分
<MC>
13.キツネ
14.One choice
15.見たことない魔物
16.青春の馬
17.My fans
18.NO WAR in the future 2020
19.ホントの時間
20.アザトカワイイ
21.Am I ready?
EN1.HEY!OHISAMA!
<MC>
EN2.誰よりも高く跳べ!2020
EN3.JOYFUL LOVE
W EN.約束の卵2020
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