バルサ会長、 “2人のジョアン”の完全移籍に向け交渉開始と明言

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、同チームで躍動する2人のポルトガル人選手の完全移籍移行に向けて交渉を開始すると語った。9日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 シャビ・エルナンデス監督体制3年目の今シーズンは、連覇を狙うラ・リーガで首位と「4」ポイント差の3位につけ、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント進出を決めたバルセロナ。その中で躍動しているのが、今夏の移籍市場にてレンタルで加入したポルトガル代表DFジョアン・カンセロと同FWジョアン・フェリックスだ。

 マンチェスター・シティからやって来たカンセロは、左右のサイドバック(SB)を主戦場に持ち前の攻撃性能を存分に発揮。ここまで公式戦17試合に出場し3ゴール2アシストをマークしている。また、アトレティコ・マドリードで居場所を失っていたJ・フェリックスも同じく17試合に出場し5ゴール3アシストを記録するなど躍動。3日で行われたラ・リーガ第15節のアトレティコ・マドリード戦では“レンタル元”相手にゴールを決め1-0での勝利に大きく貢献した。

 クラブの新たな収入源を確保するためアラブ首長国連合に滞在しているラポルタ会長は地元紙 『Asharq Al-Awsat』のインタビューに答え「我々にとって、ふたり(ジョアン・カンセロとジョアン・フェリックス)がバルサに残ってくれることに大きな関心を持っている。ご存知のとおり、デコが交渉に向けた最善案を検討しており、我々は間もなく交渉に臨むつもりだ。我々はアトレティコ・マドリードとマンチェスター・シティと素晴らしい友好関係を築いている」と語り、両選手が来季以降もバルセロナでプレーできるよう、保有権を持つふたつのクラブと完全移籍への移行に向け、交渉を始めることを明言した。

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