Kep1er、ポジティブマインド支えるメンバーの存在 スランプ乗り越えられた互いを尊重する関係性「誰1人欠けることはできません」<「FLY-HIGH」インタビューvol.1>

【モデルプレス=2023/12/08】11月22日に日本3rdシングル<FLY-HIGH>をリリースした9人組グローバルガールズグループ・Kep1er(ケプラー)にモデルプレスがインタビュー。前回の初インタビューから約1年ぶりとなった今回は、2組に分かれたグループ形式で、メンバーへの想いから最近のプライベート事情までたっぷりと語ってもらった。<シャオティン・マシロ・チェヒョン・ダヨン編>

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◆Kep1er<FLY-HIGH>

約8か月ぶりの日本リリースとなる<FLY-HIGH>は、これまでリリースしてきたシングル<FLY-UP>、<FLY-BY>に続くグループ3作品目となるFLYシリーズ。日本デビューシングル<FLY-UP>で君に向かって力強く舞い上がり、次作<FLY-BY>で君の傍に近づいたKep1er。今作の<FLY-HIGH>ではこれからも君(Kep1ian=ファン)とさらにもっと高く飛んでいきたい “Together we fly high” という思いが込められたタイトルとなっている。

◆Kep1er、2つの恋の曲

― まずは、今回収録されているタイトル曲「Grand Prix」、日本オリジナル曲「Sugar」についてそれぞれどのような楽曲か教えてください。

マシロ:「Grand Prix」は私たちKep1erが“ラブレーサー”として好きな人へ駆けつけていくときの気持ちや、その恋を叶えたときの喜びを表現した曲になっています。「Sugar」は恋する気持ちやときめきを、甘いお砂糖に例えていて、すごく可愛らしく表現した曲になっています。

― 2曲とも“恋”をテーマにした楽曲ですが、それぞれの違いやポイントはありますか?

チェヒョン:「Grand Prix」はKep1erならではのエネルギッシュで堂々としたパフォーマンスに注目してほしいです。「Sugar」はこれまであまりお見せしたことのなかった甘いスイートな恋の物語が描かれているところがポイントです。

― 楽曲のイチオシポイントを教えてください。

シャオティン:(手の振り付けをしながら)私は「Grand Prix」のサビの部分が、ビートも良くて振り付けもまとまっている感じが大好きです。

― 難しかったところはありますか?

シャオティン:同じサビ部分の振り付けで、手首だけを動かすのではなく、体全体を生かして動かすところがポイントになるのですが、そこが難しかったですね。

◆Kep1erのポジティブマインド「誰1人欠けることはできません」

― 「Grand Prix」に描かれている“ラブレーサー”として、好きな相手へ駆けつけていく気持ちにちなみ、メンバーに今改めて伝えたい好きなところや感謝していることを教えてください。

チェヒョン:メンバーのみんなと一緒にいると、とても幸せなエネルギーを感じることができて笑顔が絶えません。そして私自身も自然とポジティブな姿になれるので感謝しています。

マシロ:私は悩みごとや考えごとが多い日でも、メンバーと一緒に練習をするとすごく明るくなれるし、その時間は本当に心から笑えるので、メンバーが一緒に横にいてくれることに「ありがとう」と伝えたいです。

― 悩みごとがあったときは、メンバーのみなさんに相談されるのでしょうか?

マシロ:はい。メンバーはもちろん、親にも相談します。ただすぐではなく、少し落ち着いてから話しています。そのときは自分でもいろいろ考えているので、自分だけの時間を持って落ち着いてから、「実は昨日、ちょっと大変だったんだよね」と言うと、メンバーも「わかってたよ」と、実は気づいていたにもかかわらず、あえてそっとしてくれていて自分から話したときにちゃんと聞いてくれます。

シャオティン・チェヒョン・ダヨン:(マシロの話に笑顔で頷く)

― 素敵な関係ですね。シャオティンさん、ダヨンさんはいかがですか?

シャオティン:私はメンバーみんなのエネルギーがあるところとポジティブなマインドに感謝しています。スケジュールがたくさんあって忙しかったり、大変なときでもメンバーのポジティブな姿が見えると私にとっても力になります。

ダヨン:私は誰1人も欠かすことなく全員がステージのために一生懸命頑張ってくれているところが大好きですし感謝しています。

― みなさんのポジティブな雰囲気がすごく伝わりました。特にどなたがそういったマインドなのでしょうか?

チェヒョン:誰か1人ということではなく、みんなが集まったときに自然とポジティブな雰囲気になります。きっとシナジー効果があるからだと思います。お互いがお互いを気遣ったり大事にしたりしていて、本当に誰1人欠けることはできません。

― 9人という大人数であることから、ときには意見がバラバラになることもあると思いますが、どのようにまとめているのですか?

チェヒョン:それぞれの意見や考えが違ったときは、多数決で決まります。誰か1人の先導で決めるのではなく、みんなで一緒に話し合って考えをまとめています。

◆マシロ、スランプを乗り越えた方法

― 「Grand Prix」のミュージックビデオでは、「恋」という目的地“LOVE GRAND PRIX”に辿り着くまでの旅路を描いていますが、みなさんも「Girls Planet 999:少女祭典」から始まりこれまで様々な道を歩きながら夢を叶えてきたと思います。その中で困難や壁にぶつかったとき、どのように乗り越えていますか?

マシロ:自分の目標や夢を絶対に忘れない気持ちが一番大事だと思います。諦めたいと思っても、ステージを見るとそこで輝いている人がいるので「またやりたい」という気持ちになります。

でも今は大変なことがあってもメンバーがいるので、自然と気持ちが明るくなります。「自分が不安でも仲間がいるから大丈夫」という気持ちの方が大きいです。お仕事を始める前は、自分の夢を叶えることに必死で「周りと一緒に頑張って幸せになろう」というよりは、自分のことでいっぱいで不安になってしまうこともありましたが、メンバーと一緒にいることで私自身がすごくポジティブになった気がします。

― 特に最近大変だったことはありましたか?

マシロ:練習しても自分が思っているようにいかなかったり、思っているほどの実力がないことに気づいたとき、少しスランプに陥りました。そういうときは、まず1人で猛練習して、少し落ち着いたらメンバーに話しています。

― どのようなときに「実力が足りない」と思うのですか?

マシロ:練習では自分をモニタリングすることが一番大事だと思っているのですが、実際にモニタリングをしていくとたまにメンバーと比べて自分が足りないと思うことがあります。歌だと、自分でレコーディングしたものを聴いてみると気づくので、その度にそこを集中して練習するようにしています。

― みなさんはマシロさんが陰で猛練習していることを知っていましたか?

チェヒョン:はい。最近はメンバーみんなずっと忙しかったのですが、だんだん慣れてきて、少しずつ余裕を取り戻すことができています。余裕がないときには、そうやってひたすら練習して乗り越えていく。きっと今がそういう時期なのかもしれないです。メンバーもスケジュールが終わってから1人で練習していて、個人での練習も頑張っています。

◆シャオティン、マシロと正反対の悲しみを乗り越える方法

― 忙しい中でのみなさんのストレス解消法を教えてください。

ダヨン:私は歩くのが好きなので、1人で2、3時間くらい散歩します。そうするとストレスも解消されて爽やかな気持ちになります。普段はお仕事のことをたくさん考えているので、歩いている時間だけは、仕事のことを考えず、盛り上がれる曲を聴いてリフレッシュしています。

マシロ:私は半身浴をするときによく考えごとをしています。あとは、メンバーといると本当に何も考えもずに笑えることが多いので、その時間がストレス解消になっています。

チェヒョン:私は何かを書くのが好きで、その日の気分を書いていると、どうして辛かったのか、どういう風に解決したらいいのかということが分かってくるので、何かあったら書き出して解消しています。

シャオティン:私は1人でたくさんのことを考えていて、もし本当に助けが必要だと思ったら友達に話すようにしています。あとは辛いものを食べて、寝ます(笑)。

― マシロさんとは逆で自分からは人に悩みごとを話さないタイプですか?

シャオティン:あまり多くは話さないタイプかもしれません(笑)。

― 辛いことがあって落ち込んでしまったときは、どのように乗り越えられていますか?

シャオティン:辛いときに話しても「きっと慰めてくれるんだろうな」と相手がなんて言ってくれるのかが何となく分かるので、その前に自分で考えて自分でほぐすときが多いですね。

◆チェヒョン、好きな日本アニメ明かす

― 今回、日本3枚目のシングルということで日本での活動も少しずつ慣れてきたと思いますが、活動する上で大変なことはありますか?

シャオティン:やっぱり日本語が心配です。私は韓国語もまだまだ未熟なところがあるので、日本語でコミュニケーションを取るときに問題がないか不安になります。ファンのみなさんにも愛情や感謝をたくさん表現したいのですが、ファンのみなさんもたくさんリアクションしてくれることが嬉しいですし、すごく可愛いと思います。

― では、日本の好きなところは?

チェヒョン:私は日本のエンタメが好きでアニメもよく観ています。日本語も習いたいと思っていましたが、活動していくにつれ「日本語が上手になった」と褒めてもらえるので嬉しいです。あとは、日本には美味しいものがたくさんあるので、毎回食事をどうするのか悩みます(笑)。

― 日本のアニメは何を観られていますか?

チェヒョン:Netflixで観るので(日本語で)「新しいの何かあるかな~?」と探しています。

― これまで観た中でお気に入りの作品はありますか?

チェヒョン:(日本語で)「86-エイティシックス-」「呪術廻戦」「ハイキュー!!」「SPY×FAMILY」…本当にたくさんあります!

― メンバーのみなさんと観ることもありますか?

チェヒョン:イェソちゃんが(アニメ)好きなのでたまに観ています。

◆シャオティン・マシロ・チェヒョン・ダヨンのプライベート事情

― 最近の皆さんのマイブームやプライベート事情を教えてください。

チェヒョン:最近自分の中でハマっているのは、鼻先にチークを入れることです。(日本語で)なんかもっと可愛い感じがします(照れ笑い)。

― たしかに可愛さが増しますね。ご自身で考えられたのですか?

チェヒョン:はい。色白なので顔全体のバランスを整えたくて、何か色を合わせてみたいと思いました。メイクさんに(日本語で)「お願いします」と言ってやっています(笑)。

シャオティン:コーヒーにハマっていて最近よく飲んでいます。アフォガートが好きです。

マシロ:食べたことのないものを食べてみることにハマっています。韓国に行ったとき、「食べたことない味のチキンを食べてみよう」と海苔味のチキンに挑戦しました。今まで決まったものや好きなものをずっと食べていましたが、最近は「たまには違うものを食べてみよう」という気持ちが芽生えてきて、それが楽しいです。

ダヨン:(日本語で得意げに)私は最近、めっちゃ久しぶりに“本”を読みます!奇跡です!(韓国語で)多分私が普段あまり本を読まないからなのか、母が「どうかお願いだから本を読んで」とプレゼントしてくれました。まずは母が自分で買って読んでから、私に勧めてくれました。

― どういった内容の本なのですか?

ダヨン:「1度きりの人生をどう生きるか」というタイトルのエッセイです。自己啓発や相手に対して自分の感情をどんな風に見せるかといったことを中心としたテーマになっています。

― 読んでみて感じたことや新たな学びはありましたか?

ダヨン:読みながら「私はそこまで弱くないんだ」という風に思いました。(私は)頑張っていますし、よくやっていますよね(笑)?また、書かれている比喩の表現に感銘を受けています。

― 貴重なお話をありがとうございました。

◆こぼれ話

インタビュー内では、2024年2、3月開催予定の「Kep1er JAPAN FAN CONCERT」でやってみたいことを尋ねると「ユニット曲をやってみたい」と答えたシャオティンに、挑戦したいコンセプトを聞いた。すると「難しい」と頭を悩ませ「どんなものが見たいですか?」と記者にまさかの逆質問。常に周囲の意見に寄り添う彼女の温かさが垣間見えた。また、他のメンバーの話に頷いたり笑ったりとリアクションがよく見えたマシロだが、真剣なあまり、自分のターンになると「あれ、なんだっけ?」「考えてたのにみんなの話を聞いてたら忘れちゃった」と可愛らしい一面も。一方、質問にメンバーが悩んでいると自ら率先して答えてくれたチェヒョン。日本のアニメについて尋ねた場面では、携帯で必死に調べたりと一つひとつの質問にまっすぐ向き合ってくれた。そしてダヨンは、インタビュー中も話の抑揚や身振り手振りで面白さを倍増させ、場を盛り上げるエンターテイナー精神が満載。また、取材後も日本語で「お疲れ様でした」と丁寧にお辞儀する姿が印象的だった。最初から最後まで常に笑顔が絶えない彼女たちのエネルギーで現場は温かい雰囲気に包まれていた。(modelpress編集部)

◆Kep1erプロフィール

Kep1erは、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(通称:ガルプラ)から誕生した、ユジン(YUJIN)、シャオティン(XIAOTING)、マシロ(MASHIRO)、チェヒョン(CHAEHYUN)、ダヨン(DAYEON)、ヒカル(HIKARU)、ヒュニンバヒエ(HUENING BAHIYYIH)、ヨンウン(YOUNGEUN)、イェソ(YESEO)からなるグローバルガールズグループ。グループ名のKep1erは「夢をつかんだ」ことを意味する“Kep”と、9人の少女が1つになって「最高のガールズグループ」になるという意味の“1”を組み合わせている。

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