ソシエダ、オサスナと1-1ドローで3連勝ならず…フル出場の久保建英は再三好機を演出

 ラ・リーガ第15節が2日に行われ、オサスナとレアル・ソシエダが対戦した。

 ラ・リーガではここまで6位につけ、チャンピオンズリーグ(CL)でも既に決勝トーナメント進出を確定させるなど、まずまずの序盤戦を過ごしているレアル・ソシエダ。直近では公式戦4試合負けなし、リーグ戦2連勝中と好調を維持している。今節は14位オサスナの本拠地に乗り込んでの一戦。チームの中心選手として存在感を放っている日本代表MF久保建英は、前線の一角としてスタメンに名を連ねている。
 
 開始直後の2分、早くも試合の均衡が破れる。敵陣右サイド深くでボールをキープしたヘスス・アレソが中央へグラウンダーのクロスを送り、これを受けたアンテ・ブディミルが相手DFを背負いながらポストプレー。パスを受けたモイセス・ゴメス・ボルドナドが至近距離からネットを揺らし、ホームのオサスナが幸先良く先制に成功した。

 序盤に1点のビハインドを負ったレアル・ソシエダはボール保持率を高めつつ、同点のチャンスをうかがっていく。最前線のウマル・サディクが起点となり、左からはアンデル・バレネチェアやキーラン・ティアニー、右からは久保やアマリ・トラオレがチャンスを演出。34分には久保がショートコーナーの流れでボックス内右へ侵入。相手DFを翻弄し左足でシュートを放ったが、惜しくも枠の右へ外れた。

 41分、レアル・ソシエダは自陣でのインターセプトからショートカウンターを発動。ドリブルで中央を持ち上がったサディクがボックス手前で右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、試合を振り出しに戻した。その後も久保のパスを受けらブライス・メンデスが際どいシュートを放つなど、レアル・ソシエダは押し気味にゲームを進めるも勝ち越し点は奪えず、前半は1-1で終了した。

 後半最初の決定機は61分のレアル・ソシエダ。右で起点を作ったB・メンデスが中央へ送ると、ボールを受けた久保はボックス手前から左足を一閃。このシュートはGKに弾かれ、こぼれ球に詰めたミケル・メリーノのヘディングもゴールライン際でGKにかき出された。その後もなかなかゴールを奪えないレアル・ソシエダは75分にミケル・オヤルサバルを投入。状況の打開を図る。

 ボール保持率で大きく上回るレアル・ソシエダはオサスナを押し込み続けるも、なかなかバイタルエリアを攻略することができない。80分には久保のパスを受けたアルセン・ザハリャンがボックス外から右足を振り抜くも、DFにブロックされたシュートは枠の左へ。その後もスコアは動かず、試合は1-1で終了。レアル・ソシエダのリーグ戦での連勝は「2」でストップした。次節、オサスナは10日にホームでカディスと、レアル・ソシエダは9日にアウェイでビジャレアルと対戦する。

【スコア】
オサスナ 1-1 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 2分 モイセス・ゴメス・ボルドナド(オサスナ)
1-1 41分 ウマル・サディク(レアル・ソシエダ)

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