今冬ビジャレアル退団の可能性から一転…新監督就任以降の2試合で5得点と“司令官”モラレスが大爆発!

 ビジャレアルのFWホセ・ルイス・モラレスが、マルセリーノ・ガルシア・トラル新監督就任以降の2試合で5得点と大暴れしている。

 26日、マルセリーノ・ガルシア・トラル新監督のラ・リーガ初陣となった第14節オサスナ戦は、ハットトリックを達成したホセ・ルイス・モラレスの独壇場だった。特に2点目は、レバンテ時代に何度も見た“十八番”の得点パターン。抜群のボールコントロールで相手DFの逆を突くと、そのままスピードで振り切り、最後は相手GKとの1vs1を冷静に沈めた。マルセリーノ監督就任以前は公式戦無得点だった“コマンダンテ(司令官)”が、同指揮官就任以降のコパ・デル・レイ2回戦とオサスナ戦の2試合で計5得点と大暴れしている。

 そんなモラレスには、今冬の移籍市場でクラブを退団する可能性があったという。今シーズン指揮したキケ・セティエン監督とパチェタ監督の下では、公式戦でのプレータイムが411分と限られていた。スペイン氏『マルカ』によると、クラブ上層部は同選手の売却を検討しており、複数のクラブが関心を示していたとのこと。そのうちのひとつは“古巣”レバンテで、経済面で解決しなければならない問題もあったが、選手本人も復帰に向けたロードマップを描き始めるつもりでいたようだ。

 だが、成績不振によるパチェタ前監督の解任と、マルセリーノ新監督就任が転機となった。最初の1週間のトレーニングで、モラレスのコンディションが良いことを見抜いたマルセリーノ監督は、22日に行われたコパ・デル・レイ2回戦サモラ戦のスタメンに抜擢。この起用にターンオーバーの意図はなく、オサスナ戦を見据えた采配だったという。そしてこの試合で2ゴールを決めると、オサスナ戦では前述した大活躍を見せ、チーム内における立ち位置を変化させた。

 ラ・リーガでの初ハットトリックを達成したオサスナ戦後に、「フットボールの世界において、プレータイムがないときは困難な瞬間。ただ、強いメンタリティと友人や家族の存在が、全力でトレーニングに取り組ませ、そして、チャンスが訪れたときにはそれを掴まなければならないということを理解させてくれる」と語ったモラレス。36歳に今、再び脚光を浴びるチャンスが回ってきた。

【動画】FWモラレスが圧巻のハット達成

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