日本海テレビ幹部「24時間テレビ」寄付金含む約1118万円着服 懲戒解雇

【モデルプレス=2023/11/28】日本テレビ系列の「日本海テレビ」は28日、同社の元経営戦局長が売上金など総額1118万2575円を着服していたこと公表した。

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◆日本海テレビ謝罪 幹部が約1118万着服

「日本海テレビ」は同日、公式サイトにて声明を発表。「弊社の元経営戦局長が、弊社の売上金など総額1118万2575円を着服していたことがわかりました。うち264万6020円はチャリティー番組『24時間テレビ』に寄せられた寄付金から、また853万6555円は売上金など弊社の資金から着服したものです」と明らかにした。

同社は11月27日付で元局長を懲戒解雇とし、28日に鳥取県警に被害届を提出。「責任をもって保管すべき皆様の浄財が着服されるのを10年間、見落としてしまいました。ご寄付いただいた皆様をはじめ、ボランティアで活動にご協力くださった皆様、同番組に関わる皆様、ご関係の皆様に深くおわび申し上げます。公共の電波をお預かりする立場として、あってはならない事態を引き起こしました。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪した。

◆2014年から繰り返し着服

同社の調査では、元局長は「24時間テレビ」の寄付金から、14年に50万2400円、15年に32万9000円、16年に34万8800円、17年に45万円、18年に30万円、19年に29万9000円、20年に23万4100円、23年に18万2720円を着服。募金終了後、金融機関へ運ぶまで、鳥取市の社内で保管していた紙幣や貨幣から、周囲の目を盗んで一部を持ち出し、自分の銀行口座に入れていたという。

社内資金の着服は、14年6月~21年3月に計8回行っており、23年11月初め、弊社への税務調査で弊社資金の着服が発覚するのを恐れ、自ら弊社に申告。社内調査で「24時間テレビ」寄付金の着服も判明した。

動機について本人は「最初の不正の2014年当時、親族のために金を用立てる必要があった。そのころ、会社に着服しても発覚しにくい入金があり、思いついた」などと語っているそうで、同社は「後輩らを連れてよく飲み歩き、スロットも好きだったといい、こうした金に使ったと、弊社は見ています」と付け加えた。

着服金について「(元局長は)448万4200円をこれまでに返還しており、残金も弁済すると話しています」としており、同社は「着服された寄付金全額は、責任をもって 24時間テレビチャリティー委員会にお届けいたします」とした。

またこの件を受け、同社代表取締役会長の田口晃地氏、社長の西島一泰氏について「責任は重大であり、田口は辞任し、西鳥は報酬を返上します」と発表した。(modelpress編集部)

◆「日本海テレビ」代表取締役社長・西島一泰コメント

皆様の善意を裏切る行為を幹部社員が行ったことについて、浄財を寄付してくださった皆様、ボランティアで活動にご協力いただいた皆様、同番組に関わる皆様、ご関係の皆様に深くおわびを申し上げます。まことに申し訳ありませんでした。弊社は再発防止策と社員教育を徹底するとともにチャリティーをはじめ皆様のお役に立てる活動にこれまで以上に積極的に取り組むなどし、信頼回復に努めてまいります。

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