「緊急避妊薬」全国145の薬局で試験販売開始 事前電話相談必須・薬剤師面前で服用

【モデルプレス=2023/11/28】「緊急避妊薬」を処方箋なしで利用できる環境整備のための調査研究の一環として、28日朝10時から一部薬局での販売が始まった。

「緊急避妊薬」一部薬局で試験販売開始

◆「緊急避妊薬」一部薬局で試験販売

緊急避妊薬とは、妊娠の心配がある性交から72時間以内に服用することで、避妊効果を得る薬。主に排卵を遅らせることにより妊娠する可能性を低くする。現状、国内で入手するには、医療機関を受診し処方箋を受ける必要がある。

厚生労働省では将来的に、予期せぬ妊娠の可能性が生じた女性が処方箋なしに緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するため、薬局での販売方法などについて情報を集めるための調査研究を行うことに。調査研究の一環として全国145の薬局で試験販売が開始された。

◆購入には薬局への事前相談が必要

購入できるのは、服用を希望し、研究参加に同意した16歳以上の女性(本人)。研究参加に同意するには、日本薬剤師会による本研究のホームページで公開されている「説明文書」などを読み、研究について理解した上で、薬局へ電話での事前相談が必須となる。

緊急避妊薬を販売している薬局リストは、ホームページ上の説明を確認した上で観覧が可能に。ホームページでは「薬局に行く前に、緊急避妊薬が売り切れていないかや、値段、購入に行く時間などを必ず電話で確認・相談してください」とアナウンスしている。

◆薬剤師との面談後その場で服用

また薬局には、公的身分証明書(16~17歳の利用者は、保護者等の同伴と公的身分証明書)、本人のスマートフォン、メールアドレス、購入費用等の持参が必要。薬局で薬剤師と面談を受け、販売が可能か確認を受けた上で購入が可能となる。なお薬を購入後、服用したことを薬剤師が確認できる状態(面前)で服用する必要がある。

ホームページによると、この研究で販売される緊急避妊薬はレボノルゲストレル錠(1.5mg)で、費用は7000~9000円程度。妊娠阻止率は約8割としている。

ホームページでは研究への参加方法について詳細に説明した動画等も公開している。(modelpress編集部)

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