昨季開幕から90試合以上に出場の選手も…負傷者続出の原因はやはり試合数の増加?

 近年、試合数の増加が選手たちに大きな影響を与えていることに大きな注目が集まっているが、実際に数多くの試合に出場している選手たちが続々と負傷してしまっていることが明らかになった。

 今月のインターナショナルウィークではマンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが足首を負傷したほか、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは左大腿、フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガは右ひざ外側側副じん帯断裂、バルセロナに所属するスペイン代表MFガビは右ひざ前十字じん帯の断裂および外側半月板の損傷と判明するなど、多くの選手が負傷で戦線離脱を余儀なくされている。

 これを受け、フットボールに関するデータや分析などを行う『Football Benchmark』が、最近負傷した一部の選手たちの“働きぶり”を調査。2022-23シーズンの開幕から今シーズンを含め、今年11月20日までに行われた試合での出場試合数と出場時間を調べると、やはり多くの選手がクラブと代表での試合を合わせて約80試合に出場していたことが判明したという。

 その中でも、カマヴィンガは途中出場なども多いことから出場時間は計6113分となっているものの、出場試合数は最多の93試合を記録していたことが明らかに。また、すでに今季絶望が濃厚となっている重傷のガビは88試合に出場し、出場時間は6541分を記録。ヴィニシウスも86試合で7468分の出場を記録していたことが伝えられている。

 以前からサッカー界では過密日程が大きな問題となっていたが、負傷者が続出している今シーズンの状況を受け、この問題は再び大きな注目を集めることになりそうだ。

 最近負傷した選手たちが2022-23シーズンの開幕から現在(2023年11月20日)までにクラブチームと代表チームを合わせて出場していた試合数と出場時間数は以下の通り。(カッコ内、所属クラブ/国籍/試合数/出場時間)

MFエドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリード/フランス代表/93試合/6113分)
MFガビ(バルセロナ/スペイン代表/88試合/6541分)
GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ/ドイツ代表/86試合/8008分)
FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/ブラジル代表/86試合/7468分)
FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表/85試合/7039分)

DFアレッサンドロ・バストーニ(インテル/イタリア代表/79試合/6325分)
GKアンドレ・オナナ(マンチェスター・ユナイテッド/カメルーン代表/73試合/6968分)
GKギジェルモ・オチョア(サレルニターナ/メキシコ代表/73試合/6966分)
FWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ/スペイン代表/54試合/3284分)

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