アルゼンチンが“大一番”制し首位キープ! 3連敗のブラジルは6位転落/W杯南米予選

 FIFAワールドカップ26南米予選・第6節の5試合が現地時間21日に行われた。

 今節はブラジルとアルゼンチンによる今予選屈指の“大一番”が『マラカナン・スタジアム』で開催。サポーター同士のいざござにより30分遅れで開始された試合は、序盤から激しい攻防が目立つも互いに決定的なチャンスを作れず、前半をスコアレスで折り返す。ホームの声援を受けるブラジルは後半開始と共に攻勢を強めるも、相手GKエミリアーノ・マルティネスの活躍もあり、なかなかゴールネットを揺らすことができない。

 すると63分、ジオヴァニ・ロ・チェルソの左CKにニコラス・オタメンディが高い打点のヘディングで合わせ、アルゼンチンが先制に成功した。1点ビハインドとなったブラジルは反撃に出るもアルゼンチンの集中した守備を崩し切ることができず、81分には途中出場のジョエリントンがレッドカードを提示され数的不利に。試合はこのまま0-1で終了し、勝ち点「3」を積み上げたアルゼンチンが首位の座をしっかりとキープしている。一方のブラジルはまさかの3連敗で4戦未勝利となり6位に転落した。

 前節アルゼンチンを下したマルセロ・ビエルサ監督率いるウルグアイは、ホームでボリビアと対戦した。序盤から主導権を握ると、15分にダルウィン・ヌニェスが右サイドからの折り返しにダイレクトボレーで合わせ先制に成功。39分に左CKから相手DFのオウンゴールでリードを広げると、71分にはヌニェスがヘディングでこの日2得点目を奪い、そのまま3-0で試合を締め括った。ウルグアイは3連勝で勝ち点を「13」まで伸ばしている。

 そのほか、敵地でパラグアイと対戦したコロンビアはラファエル・サントス・ボレーのPKが決勝点となり1-0で勝利。前節ブラジル戦に続く連勝を飾った。直近4戦無敗と好調のエクアドルはホームでチリを1-0で下している。ペルーとベネズエラの一戦は1-1のドローに終わった。

 今節の試合結果と現時点での順位表、次節の対戦カードは以下の通り。

第6節・試合結果
パラグアイ 0-1 コロンビア
エクアドル 1-0 チリ
ウルグアイ 3-0 ボリビア
ブラジル 0-1 アルゼンチン
ペルー 1-1 ベネズエラ

順位表
※カッコ内は(勝ち点/得失点差)
1位 アルゼンチン(15/+6)
2位 ウルグアイ(13/+8)
3位 コロンビア(12/+3) 
4位 ベネズエラ(9/+3)
5位 エクアドル(8/+2)※選開始時に勝ち点「3」剥奪
6位 ブラジル(7/+1)
7位 パラグアイ(5/−2)
8位 チリ(5/−4)
9位 ボリビア(3/−10)
10位 ペルー(2/−7)

第7節・対戦カード
ウルグアイ vs パラグアイ
ボリビア vs ベネズエラ
ブラジル vs エクアドル
ペルー vs コロンビア
アルゼンチン vs チリ

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