インテル、バストーニが“イタリア・ダービー”含む2試合を欠場か…ナポリ戦での復帰に照準？

　インテルに所属するイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニは、今週末に控えるユヴェントス戦を欠場する可能性が高いようだ。21日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

　今月のEURO2024予選に向けたイタリア代表のメンバーに招集されていたバストーニ。しかし、現地時間15日に行われたトレーニング中に右ふくらはぎを負傷し代表活動を離脱。翌16日に行われた検査では負傷箇所の筋肉に損傷が確認されたと報じられ、その後の状態に注目が集まっている。

　今回の報道によると、バストーニは現地時間21日に改めて専門機器による検査を受けたとのこと。その結果、右ふくらはぎの負傷が当初の想定よりも深刻なものであると発覚したという。現時点でクラブからの公式発表はなく、全治期間も明らかになっていないが、同選手は少なくとも26日に行われるセリエA第13節ユヴェントスとの“イタリア・ダービー”、および29日に控えるチャンピオンズリーグ（CL）・グループD第5節ベンフィカ戦の2試合を欠場することになると報じられている。

　なお、順調に回復した場合には、現地時間12月9日に控えるセリエA第15節ウディネーゼ戦で戦線復帰を果たす可能性が高いという。しかし、インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は12月3日に控える第14節ナポリ戦でバストーニを起用したいと考えているとのこと。メディカルチームも同試合を復帰の照準として、治療など今後の対応にあたるようだ。

　現在24歳のバストーニはアタランタの下部組織出身で、2017年1月にトップチーム昇格を果たした。同年夏にインテルへの完全移籍が発表されると、その後はアタランタとパルマへのレンタルを経て、2019－20シーズンからネラッズーロ（イタリア語で“青と黒”／インテルの愛称）の最終ラインの主軸として活躍。今シーズンはここまでセリエAで9試合、チャンピオンズリーグ（CL）で4試合に出場している。