「必死にやるしかない」も”普通”に攻める 気負わず小鯛竜也はシード争い最後のチャンスへ

<カシオワールドオープン 事前情報◇21日◇Kochi黒潮カントリー クラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

「必死にやるしかない。決めたい。決めないといけない。決まったら嬉しい」と話すのは、現在賞金ランキング69位でシード争い真っ最中の小鯛竜也だ。今週23日から4日間の日程で行われる国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が小鯛にとってシード権獲得の最後のチャンスとなる。
「今の状況が守る立場じゃないので、攻めていかないと取れない」と意気込む一方で、“シード権”を意識しすぎて自分らしいゴルフができないことがあった。「だから普通に攻めていく。最近そういうのを考えて、調子いいのにちょっとしたときに流れが悪くなったりとかしていたからね。なので今週はそういうのを考えすぎずにやれたらいいなって思うんですよね」と自らプレッシャーを与えないようにして、気負わず挑んでいく。

今年は全体的にゴルフの調子が悪いわけではない。「自分のなかでは去年よりかはいいゴルフもできてるし、思うような球も打ててるし。充実はしてるんですけど、なかなかね。結果が出なかったりとか、そういう噛み合わせが悪かったりとかで」とゴルフの調子と結果が伴わなかった一年に歯がゆさを感じる。今年最後の戦いでは、何とか結果を結び付けたいところ。

「最近本当にゴルフの調子は悪くないので、パターが入ってくれれば流れは掴めるんじゃないかな」とショットは好調で気持ちは前向き。練習ラウンドでもキャディと入念にグリーンの傾斜や芽の確認を行なった。「本当にパター勝負になるんじゃないかなっていうのは自分でも思います」とボールをいろいろな位置から転がして、さらにチェックは続いた。

シード権獲得がかかった今大会ではあるが、どんな結果でも覚悟ができている小鯛。「よくても悪くてもやっぱ1年間通しての成績の話。(シードを意識して)だからダメとか、今週がそれでダメだったとか。そういうのはあまりないので。結果がどうであれ、また次に向かってやることは一緒やし。例えばこれでちゃんとシードを取れても、来年やることは一緒で、ダメでもやることは一緒」と話す。今は目の前の試合に集中するだけだ。

今大会のテーマはシード権獲得のボーダーラインを気にせずに回ること。「あまり下を見ず、ライン上とかを見ずにやれたら、ちゃんと結果は出るんじゃないかなっては思う。…気になるけどね(笑)」と最後は本音も漏らすも、自分らしいゴルフをすることが小鯛にとってカギとなる。(文・高木彩音)

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