ロシア空軍が「虎の子」航空機を投入か リスクを顧みずに“F-16対策”急ぐ?

ウクライナにとっては高価値目標。

「早期警戒管制機」と「地対空ミサイル」を連携させ始めた模様

 イギリス国防省は2023年11月17日(金)、ウクライナ紛争の戦況分析を更新。ロシア軍がウクライナ上空のS-400地対空ミサイルの目標を特定するため、A-50早期警戒管制機を投入し始めた可能性が高いと発表しました。

 A-50は、目標検知や味方戦闘機の指揮などを主な任務としています。現代の航空戦には不可欠と言える重要な機体ですが、ロシア軍は少数しか保有していません。 飛行するA-50の機上レーダーは、S-400が備える地上レーダーより、高い高度から遠方を確認することが可能です。A-50早期警戒管制機とS-400地対空ミサイルを連携させ、防空能力を向上させることをねらっているようです。  イギリス国防省は、ロシア軍が早期警戒管制機と地対空ミサイルの統合を急ぐ理由として、ウクライナ軍が配備予定のF-16戦闘機に対する懸念をあげています。  貴重な早期警戒管制機はウクライナ軍の高価値目標となります。ただロシア軍は、これまでより戦線に近づけて飛ばすリスクを受け入れる可能性があるとしています。 

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