リハビリは「とても順調」…今夏引退のダビド・シルバ氏「ラ・レアルに来て正解だったと本心から思う」

 今夏に、左ひざのケガにより現役引退を決断したダビド・シルバ氏が、現在の生活について明かした。19日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 グラン・カナリアが生んだ“稀代の魔術師”は、今夏に左ひざ前十字じん帯の損傷に見舞われ、37歳でプロキャリアに終止符を打つことを決めた。旅の始まりはバレンシアで、そこからエイバル、セルタ、マンチェスター・シティ、レアル・ソシエダ、さらにはスペイン代表でもプレー。クラブレベルでコパ・デル・レイ(国王杯)やプレミアリーグなどのタイトルを獲得し、スペイン代表ではワールドカップと2度のEURO制覇を成し遂げた。

 レアル・ソシエダ在籍3年目となった昨シーズンは、公式戦34試合に出場し3得点7アシストとこの3年間で最も良い数字を記録したD・シルバ氏。地元紙『ディアリオ・バスコ』が選出する、昨シーズンの最優秀選手賞に輝いた同氏は「(クラブとの)契約は非常に迅速にまとめられた。ここに来て正解だった、と本心から思う。僕はサン・セバスティアンが大好きで、同時にチームで過ごした3年間も幸せだったからね」と告白。続けて「僕の家族はここでの生活に喜びを感じている。人々はいつも僕たちにたくさんの愛情を注いでくれたから、ここでケガを治すことを、サン・セバスチャンにとどまることを決断したよ。それに、僕たち家族はもう1年間プレーを続けるためのプランを立てていたし、子供たちの学校も決まっていた」と平穏な日々を過ごしていることを語った。

 美食の街、ビスケー湾の真珠、そしてレアル・ソシエダが本拠を構えるサン・セバスチャンでリハビリに勤しんでいることを明かしたD・シルバ氏は「正直言って、とても順調。ただ今は、それが最優先で他のことは何も考えていない」と回復具合に言及。また「ラ・レアルはとても素晴らしいプレーをしている。子供たちが許してくれるときはいつも、ラ・レアルを見るのを本当に楽しんでいるよ」と明かしている。

 自身の将来については「決まったプランなんてないんだ。フットボールに関わるかどうかも考えていない」と答えているが、D・シルバ氏のセカンドキャリアはどのようなものになるのだろうか。

externallink関連リンク

●ポルトガル代表が10戦全勝でEURO2024予選を終える! 2得点を奪いアイスランドに完勝●ピクシーが母国の歴史を動かす! セルビア代表、史上初のEURO本戦出場決定「この国にとって大きな日だ」●右ひざ負傷で途中交代のスペイン代表MFガビ、今季絶望の可能性も浮上●EURO予選を勝利で締めくくるも…FWフェラン、同僚MFガビの重傷に「とても後味が悪い」●レアル・ソシエダに痛手…主将FWオヤルサバルが左大腿二頭筋を負傷
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)