大里桃子はプロ転向後初めてシードの座から陥落「かみ合わないまま1年が終わった」

<大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

プロテストに合格し、すぐさま初優勝も挙げた2018年に初シードを手にし、以降、一度もその座から陥落していなかった大里桃子だが、今季はメルセデス・ランキング(以下MR)86位に終わりシード権を手放すことになった。
シードが与えられるMR50位以内に逆転で入るためには『優勝』しかなかったこの試合で、初日は4位タイ、2日目は10位タイと上位でプレー。しかし最終日は「73」と失速し、トータル4アンダー・36位タイに終わった。それでも「きょうはティショットもしっかり振れていた」と、今季、苦しむ原因になった部分で手ごたえを感じられたのは、今後を考えても大きな意味を持つ。

後半はQTも見据え戦ってきたが、やはり「かみ合えばいいなと思ったけど…。かみ合わないまま1年が終わった」ともどかしさはずっと感じていた。ただ「ショットは悪くなかった」と話すなど、どん底から抜け出し、上昇ムードも漂わせている。

今月28日からは、その最終QTが静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈Cで始まる。「この感じで臨めれば。崩さずにQTに行きたいですね」。通算2勝を挙げる黄金世代の中心選手のひとりは、ここから再起の道を歩んでいく。(文・間宮輝憲)

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