エイミー・ヤンが最終戦を制して年間女王&賞金3億円を獲得 畑岡奈紗は上がり3ホールに泣き2位

<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇19日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>
 
米国女子ツアーの最終戦は全日程が終了。畑岡奈紗との優勝争いを制したエイミー・ヤン(韓国)が大会記録のトータル27アンダーで2019年以来となるツアー通算5勝目を挙げ、年間女王のタイトルと優勝賞金3億円を獲得した。
初日に「63」をマークして、いきなり9アンダーで首位タイスタートを決めた畑岡。2日目以降も順調にスコアを伸ばしトータル21アンダー・首位タイで迎えた最終日は、同じ最終組で回るエイミーとの一進一退の攻防が続いた。
 
前半、畑岡は2バーディを奪い、エイミーを1打リードしてサンデーバックナインへ。10番ではエイミーがバーディとしてトータル23アンダーで並ばれる。続く11番パー4では右に池、右にピンが切ってあるシチュエーションで畑岡がセカンドショットを40センチにつけてバーディ。再び1つ抜け出す。
 
しかし、13番パー4では、今度はエイミーがセカンドショットをバックスピンで戻して直接カップイン。イーグルで畑岡を1打逆転する。14番パー5では畑岡が3メートルのチャンスを決めて追いついた。16番パー3では右手前ピンに対して、グリーン右に外し、パターでのアプローチは1.2メートルオーバー。返しのパーパットを外して一歩後退した。
 
勝負の17番パー5。畑岡の2オンを狙ったユーティリティは左ピンのショートサイドの傾斜を滑り落ち、転がし上げたアプローチは2メートルオーバー。バーディパットはカップを舐めて万事休す。アプローチを60センチにつけてバーディを奪ったエイミーとの差は2ストロークに広がった。
 
最終18番パー4はピン位置は右手前。セカンドショットを2メートルのバーディチャンスにつけたエイミーに対して、畑岡はグリーンをショートして勝負あり。上がり3ホールが明暗を分けるかたちとなった。最後をバーディで締めたエイミーがトータル27アンダー。3打差のトータル24アンダー・2位タイに畑岡とアリソン・リー(米国)が入り、トータル21アンダーにリリア・ヴ(米国)、トータル20アンダー・5位にアタヤ・ティティクル(タイ)が続いた。
 
そのほかの日本勢では、西村優菜がトータル14アンダー・13位タイ、古江彩佳がトータル13アンダー・16位タイ、笹生優花がトータル12アンダー23位タイで最終戦を終えている。

この結果、『ロレックス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』にはメジャー2勝を含む年間4勝を挙げたリリア・ヴ、『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』には「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で初優勝を果たしたユ・ヘラン(韓国)、平均ストロークNo.1のベア・トロフィーにはアタヤ・ティティクルが輝いた。

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