西郷真央は国内最終戦2位フィニッシュ 今季を振り返り「新しい自分になれた」

<大王製紙エリエールレディス 最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

先週の「伊藤園レディス」で今季初優勝を挙げた西郷真央が、8バーディ・2ボギーの「65」をマーク。優勝した青木瀬令奈に1打及ばなかったものの、トータル12アンダー・単独2位に入り、2週連続で好成績を残した。
出だしの1番でボギーを喫したものの、その後は立て直して前半だけで5つのバーディを奪った。後半も3バーディ・1ボギー。あがり2ホールで連続バーディを奪い、クラブハウスリーダーとして青木にプレッシャーを与えた。「きょうはアイアンショットが良くて、チャンスに多くつけれました。でも1番と13番では3パットをしてしまった。パッティングがなかなか決まらなかった」と唇を噛んだ。

前日の3日目は悪天候のため中止になり、54ホール短縮競技となった。追いかける立場だった西郷は、「やっぱり昨日はやりたかった。差をちょっとでも縮めて(最終日を)プレーしたかったなぁというところです。でもしょうがないかなぁという感じ」と切り替えた。

昨季は前半だけで5勝を挙げたが、その後に調子を落とし、「クラブを握りたくないと思った時期もありました」という“どん底”を経験した。今季も前半戦は苦しい時期を過ごしたが、先週に復活V。2週連続で結果を残した。

「海外メジャーを経験してすごく自信を取り戻すことができました。調子が良かった頃に戻れたというよりは、“新しい自分”になれたのかな。すごく成長できた1年だったと思います」と昨年より一回り大きくなった。

翌週の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」は欠場するため、この試合が国内ツアー最終戦。今月末から始まる米女子ツアーのQシリーズ(最終予選会)に備える。(文・神吉孝昌)

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