ジョルジーニョ、またもイタリア代表でPK失敗…指揮官は「特別なキッカー」と擁護

 イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、MFジョルジーニョ(アーセナル/イングランド)を擁護した。17日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』がコメントを伝えた。

 イタリア代表は17日に行われたEURO2024第9節で北マケドニア代表と対戦。17分に先制すると、40分にはPKで追加点のチャンスが到来。ジョルジーニョがキッカーを務めたものの、甘いコースに蹴り込まれたシュートは相手GKストレ・ディミトリエフスキに止められてしまった。それでも、イタリア代表はフェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)の2得点などでリードを広げて5-2で勝利し、本大会出場に王手をかけた。

 ジョルジーニョは“アッズーリ”で3回連続となるPK失敗。FIFAワールドカップカタール2022欧州予選、2021年9月と同年11月に行われたスイス代表戦で一度ずつ、勝ち越し点となり得たPKを外していた。両試合でドローに終わったイタリア代表は最終的に予選突破を逃すと、プレーオフで北マケドニア代表に敗戦。2大会連続でW杯出場を逃し、ジョルジーニョは“戦犯”として吊し上げられることになった。

 ジョルジーニョのPKキッカーとしての資質に対して疑問の声が上がるなか、スパレッティ監督は北マケドニア戦後に次のようにコメント。今回は相手GKが心理戦で優ったことを認め、今後もジョルジーニョにPKを託す可能性を示唆した。

「GKが素晴らしかった。彼(ディミトリエフスキ)を称えなければいけない。彼はジョルジーニョに右側が空いていると思わせ、(シュートコースに)あまり角度を付けさせなかった」

「それでも、ジョルジーニョがイタリアにとって特別なPKキッカーであることに変わりはない」

 イタリア代表は19日に予選最終節でウクライナ代表とドイツで対戦。イタリアは引き分け以上で2位での本戦進出が決定するが、敗れた場合は3位でプレーオフへ回ることになる。

【ハイライト動画】イタリア 5-2 北マケドニア

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