オーラス迎え「早かったな」 メジャーV争いにトップ10は8回、笹生優花は最終戦で2勝目へ

<CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇14日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>

今季最後の戦いに挑む笹生優花。6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で最後まで優勝争いを演じ1打差の2位に終わったのをはじめ、「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」では3位タイと大舞台で成績を挙げてきた。ここまでの年間ポイントランキングは16位。この順位をさらに上げるため、今季最終戦に臨む。
アジアの3連戦を戦い、先週は休養に充てた。「ゴロゴロしてました(笑)」と笹生節で多くは語らないが、準備を整えてきたことは表情からもうかがえる。今大会で優勝すれば年間ポイントレースの女王に君臨することになる。「何の試合でも勝つことはいいこと」と特別な意識はないとしながらも、派手な締めくくりを期待するのは周囲だけではない。

今季は21試合に出場しトップ10が8回。序盤は3試合連続予選落ちも喫したが、5月末にアイアン、パターを替えて徐々に調子を上げると、メジャーでの活躍につなげた。8月末からも優勝争いにたびたび絡むなどランキングは上位安定。優勝こそ果たせない中でも、充実のシーズンには違いない。

「振り返ると早かったです」と、あっという間に終わりを迎える2023年。その最後は笑顔で「楽しく回りたい」と気分も上がってきた。「今のところはいい一年になっているので」。“いい”から“最高”へ。頂点を目指す戦いがまもなくスタートする。(文・高桑均)

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