ユヴェントス、ファジョーリとの契約を2028年まで延長!…賭博違反で出場停止も信頼強調

 ユヴェントスは14日、イタリア代表MFニコロ・ファジョーリとの契約延長を発表した。

 新たな契約期間は2028年6月30日まで。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、今回の契約延長に伴いファジョーリの給与も増額となるようだ。

 2001年2月12日生まれで現在22歳のファジョーリはボランチや攻撃的MFを主戦場とするプレーヤー。ユヴェントスの下部組織出身で2021年1月にトップチームデビューを果たした。徐々に出場機会を増やすと、昨シーズンは公式戦37試合の出場で3ゴール5アシストを記録。今シーズンもここまでセリエAで6試合に出場し1アシストをマークするなど中盤の主力として活躍していた。

 そんなファジョーリをめぐっては、違法なオンラインプラットフォームを通じた賭博に関する疑惑が浮上し、トリノ検察やイタリアサッカー連盟(FIGC)の捜査対象に。現地時間10月17日には、FIGCおよび検察当局はサッカーイベントへの賭博を禁止する項目に違反したとして、同選手に12カ月間の出場停止処分を科すことを発表した。1万2500ユーロ(約200万円)の罰金に加え、ギャンブル依存症を克服するためのリハビリ施設に通うことでそのうちの5カ月は減刑され、実質的な出場停止期間は7カ月間となったものの、今シーズンの大半を欠場することが決定している。

 分確定後には公式声明にてファジョーリへのサポートの姿勢を明確にしていたユヴェントス。今回の契約延長に際し、同クラブのクリスティアーノ・ジュントーリTD(テクニカルディレクター)は次のようなコメントを発表している。

「我々はニコロ・ファジョーリが歩む治療とトレーニングの旅をサポートし、今後数カ月に渡って必要なすべてのサポートを提供したいと考えている。彼との契約更新はまさにこの方針に沿ったものだが、それだけではない。ニコロは我々にとって非常に重要な選手であり、その技術的資質と戦術的知性は誰もが理解している。ピッチへの復帰が実現すると確信しているし、それこそが我々にとって価値あるものだ」

「したがって、彼はここで働き続け、平静さを保ちながらチームと共に日々トレーニングできることを理解している。そして、我々が彼を頼りにしているということも彼自身は理解しているだろう」

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