宝塚歌劇団、いじめ・ハラスメントは「確認できなかった」調査結果を公表

【モデルプレス=2023/11/14】宝塚歌劇団が11月14日、兵庫県宝塚市内で緊急会見を実施。劇団の木場健之理事長、村上浩爾専務理事、井塲睦之理事・制作部長が登壇し、調査結果を報告した。

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◆宝塚歌劇団、ヒアリング結果を報告

同調査は、9月末に団員が死亡した問題について、宙組所属劇団員62人、元劇団員1人、理事長を含む劇団役職員7人、阪急電鉄役職員4人の計74人にヒアリングを実施。1人あたりのヒアリング時間は、最短35分、最長6時間9分、多数の人は概ね1時間から2時間程度だったと説明した。

そして、一部で報道されていた「ヘアアイロンを故意に当てる」等のいじめやハラスメントについては、「今回の報告書の中では、故人に対するいじめやハラスメントは確認できなかったとされており、例えば『嘘つき野郎』『やる気がない』といった発言については、全て伝聞情報であり、実際にそのような発言があったことは確認されていない」と報告。その上で、「過密なスケジュールの中で追い詰められている状況の中で、上級生から下級生への指導が、故人にとって大きな心理的負荷になったことは十分に考えられる」とした。

その後、木場理事長は長時間の労働等について「健康面に関する管理や配慮をもっとすべきだった」と謝罪。「安全配慮義務を十分に果たせていなかったと深く反省しております」と伝えた。

◆宝塚歌劇団、緊急会見で謝罪

緊急で実施された同会見は、テレビ各局が予定を変更して生中継。冒頭では、木場理事長が9月末に団員が死亡した問題について謝罪。木場理事長は12月1日をもって理事長を辞任すると発表した。(modelpress編集部)

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