低迷するビジャレアル、今季3人目の監督はマルセリーノ氏に決定! 『4-4-2』の申し子が7年ぶりに帰還

 ビジャレアルは13日、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督の招へいを発表した。契約期間は2026年夏までと併せて伝えている。

 沈みゆく“イエローサブマリン”を救いにきたのは、7シーズンぶりの帰還となる『4-4-2』の申し子だ。1965年8月14日生まれのマルセリーノ氏は現在58歳。これまでにラシン・サンタンデールやバレンシア、アスレティック・ビルバオなどの監督を歴任している。2013年冬から2016年夏まで指揮を取ったビジャレアルでは、当時セグンダ(2部リーグ)に所属していたクラブを即昇格させると、翌2013-14シーズンからは3シーズン連続で欧州大会の出場権を獲得。最終年となった2015-16シーズンには、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位にまでクラブを押し上げていた。

 ビジャレアルに初の主要タイトルをもたらしたウナイ・エメリ政権は、昨年10月に突如終わりを告げた。後を継いだのはキケ・セティエン氏で、スタイルの再構築に苦しみながらもヨーロッパリーグ出場権は確保。しかし、2年目の今シーズンは序盤戦4試合で1勝3敗と躓いたことで解任されると、後任として就任したパチェタ前監督も公式戦12試合で5勝2分5敗と状況を好転させることが出来ないままベンチから退くことに。ラ・リーガ第13節終了時点で、降格圏との勝ち点差4の14位に低迷している。

 2016年夏の退任劇はクラブ上層部との衝突が原因とされているが、ウルトラス(応援団体)の脅迫を理由に2カ月余りでマルセイユの監督を退任したマルセリーノ氏と、シーズン3分の1を消化した段階で2度目の指揮官交代を決断したビジャレアルの運命が再び交わった。ラ・リーガ通算379試合で指揮し勝率41パーセントを誇る『4-4-2』の申し子が、『デ・ラ・セラミカ』で7シーズンぶりの大航海へと出る。

【動画】7季ぶりの帰還となるマルセリーノ監督

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