激化する“左SB争い”…ジンチェンコ、冨安健洋との競争を歓迎「間違いなくポジティブな兆候」

 アーセナルに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、日本代表DF冨安健洋との定位置争いについて言及した。13日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

 現在26歳のジンチェンコは昨年夏にマンチェスター・シティからアーセナルに完全移籍で加入した。すぐさま左サイドバック(SB)の主力に定着すると、昨シーズンは公式戦通算33試合に出場し1ゴール2アシストをマーク。巧みな足元のテクニックと変幻自在のポジショニングを武器に活躍し、チームの躍進に大きく貢献した。

 在籍2年目の今シーズンもここまで公式戦16試合に出場するなど、ミケル・アルテタ監督からの信頼も厚いジンチェンコ。しかし、最近では冨安が左SBで好パフォーマンスを披露し、10月のクラブ月間最優秀選手(MVP)にも選出。プレミアリーグ第11節のニューカッスル戦およびチャンピオンズリーグ(CL)の直近2試合ではジンチェンコを抑えて左SBでスタメン起用されるなど、定位置争いが激化している。

 今後のアルテタ監督の起用法に注目が集まるなか、ジンチェンコが冨安との定位置争いについて言及。「僕たちは素晴らしいチームで、どのポジションでも良い競争ができる。これは間違いなくポジティブな兆候だよ」と熾烈なポジション争いを歓迎しつつ、「僕たちは正しい道を歩んでいる。チームとして、コーチングスタッフと共に懸命に取り組んでいるんだ。毎日全力を尽くし、ファンのエネルギーが僕たちに明るい未来をもたらす後押しになっているよ」と言葉を続けた。

 そんなジンチェンコは現地時間11日に行われたプレミアリーグ第12節バーンリー戦にて、本拠地『エミレーツ・スタジアム』での初ゴールをマーク。チームも3-1で快勝を飾り、勝ち点を「27」まで伸ばし3位に浮上している。ジンチェンコはウェストハム、ニューカッスル相手に喫した連敗を振り返りつつ、本拠地初ゴールの喜びと今後の戦いに向けた意気込みを次のように語った。

「世界を見渡しても、試合に負けたことがないチームを僕は知らない。重要なことは敗北に上手く対応することで、それによって自信を取り戻すことができる。この期間の僕たちは良くやっていたし、懸命に取り組んでいた。軌道に戻さなければならないとわかっていたので、それを実行したんだ。エミレーツで初ゴールを決めることができてとても嬉しかったよ。僕たちは過去の敗北から前進しなければならなかったし、これからも進み続ける」

 ここまで全チームが12試合を戦い終えたプレミアリーグ。首位マンチェスター・シティから5位アストン・ヴィラまでが「5」ポイント差の中にひしめくなど、今シーズンは混戦模様となっている。ジンチェンコは「それこそがプレミアリーグが世界最高である理由だ。上位だけでなく、どのチームが相手でも常に良い競争が存在する。ベストの状態でなければ、どのチームにも敗れる可能性がある。だからこそ、毎試合集中力を維持しなければならない」と語った。

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