<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 最終日◇12日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
米国女子ツアーの来季のシードをかけた最後の戦いは、最終日の競技が進行している。渋野日向子は5バーディ・4ボギー・1トリプルボギーの「72」で回り、トータルイーブンパーはホールアウト時点では62位タイ。フルシード獲得は厳しい状況となった。
年間ポイントランキング80位までが得る来季のフルシード権。開幕前に同ランキング81位につけていた渋野日向子は、トータル2アンダー・54位タイで最終日を迎え、スコアを伸ばさなければいけない状況に立たされていた。出だしの1番でボギーが先に来たが、3番、5番とバーディを獲ってトータル3アンダーまで伸ばす。
しかし、7番、8番、10番のボギーで3つ落とすと、12番パー3では池に2回入れてトリプルボギーを叩き、トータル3オーバーまで一気に後退。逆転シードは難しくなった。それでも、続く13番からの3連続バーディでトータルイーブンパーまで戻し、18ホールを終えている。今の順位では年間ポイントランキングは82位に下がる見込み。
渋野の米ツアー挑戦がここで終わるわけではない。フルシードのカテゴリよりも出場優先順位は下がるものの、年間ポイントランキング100位までには『準シード』が与えられ、シーズン途中のリシャッフルでカテゴリを上げていけば、来シーズンも20試合以上に出場することは可能なのだ。
実際、昨年のポイントランキング81位のステファニー・メドウ(北アイルランド)は今季21試合、同82位のエマ・タリー(米国)は今季20試合に出場している。また、同84位だったイン・ルオニン(中国)は今季19試合に出場して2勝を挙げた。渋野は来季、シード返り咲きを目指すことになる。
渋野と同じ組で回っていた西村優菜は、3バーディ・2ボギーの「69」をマークして、トータル3アンダーでホールアウト。トータル12アンダー・8位タイから逆転優勝を目指す勝みなみは、6番ホールまでを終えてトータル13アンダー・5位タイでプレーを続けている。
トーナメントはエミリー・ペターセン(デンマーク)がトータル18アンダーで単独トップに立ち、エイミー・ヤン(韓国)とリリア・ヴ(米国)が1打差で追う。