陸自「オスプレイ」移駐先&米海軍空母機の訓練先 整備加速へ 防衛省が補正予算案を公開

佐賀駐屯地(仮称)の開設時期は2年後!

国産の超長射程ミサイルも早期に整備

 防衛省は2023年11月10日、2023年度補正予算案の概要を発表しました。 計上額は8130億円、その内訳は「1、自衛隊の災害への対処能力の強化等」が1463億円、「2、自衛隊等の安全保障環境の変化への適切な対応」が6617億円、「3、その他」が50億円となっています。

 厳しさを増す南西諸島方面などの安全保障環境に対応すべく、抑止力を強化するための費用が多く採られているのが特徴で、「1」で最も多くの予算が形状されているのが、佐賀駐屯地(仮称)および関係施設の整備費用1124億円です。  これは2023年現在、千葉県の木更津駐屯地に暫定配置されている陸上自衛隊のV-22「オスプレイ」部隊を移転させるためのものです。計画では2025年7月までに移駐させるとしていることから、駐屯地に開設に向けた工事を加速させるための増額分となっています。  また、これ以外にも隊舎・庁舎等の耐震化対策18億円や、隊舎・庁舎等の生活・勤務環境の改善(女性用浴場・トイレ等を含む)費用24億円なども盛り込まれています。  また敵基地反撃能力の要となる国産スタンド・オフ・ミサイル(超長射程誘導弾)の早期整備を始めとする弾薬などの早期確保に1523億円、米軍再編に伴う空母艦載機の移駐などのための馬毛島整備事業として2684億円なども入っています。

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