前半「29」も失速気味の後半に 暫定首位の幡地隆寛にとって順延は“ラッキー”

<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目◇10日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

濃霧による視界不良のため、第2ラウンドがサスペンデッドとなった「三井住友VISA太平洋マスターズ」。その中で、4連続を含む6バーディ・1ボギー・1ダブルボギーで幡地隆寛がトータル7アンダーで暫定首位タイに立っている。
初日に4アンダーで首位タイとなっていた幡地は、2日目も勢いそのまま前半でバーディを積み重ねていく。1番でバーディを奪うと、4番で2つ目。6番からは4連続で奪い、一時はリーダーボードから頭一つ抜け出した。「その4ホールは本当にパッティングが気持ちよくいい感じに自分の中で打てていたので、ショットとかみ合ってくれたのかなと思います」と振り返った。

しかし、後半11番パー4でトラブル。ティショットを右の林に打ち込み、あわやOBゾーンへ。セカンドは斜め後ろにしか出すことができず、3打目は250ヤードが残り、さらに風がアゲンストだったため、グリーンの乗せることができず、このホールをダブルボギーとした。「この頃から気温が下がってきて…。ちょっと警戒しながら打ったら右に行っちゃった…。そこからやっぱりちょっと流れが良くなかったです」と唇を噛んだ。

15番でもボギーを喫して迎えた17番のティショット。そこから濃霧がひどくなり、約40分待ったが、第2ラウンドはサスペンデットが決まった。「かなり待った状況だったので、再開してもボギーを獲るのが精いっぱいな感じだった。ある意味この中断は“ラッキー”かなと思う。悪い流れを断ち切れると思う」と気持ちを切り替える。

初日は一昨年に続く大会2度目の首位スタートを決め、「終盤戦の中で一番相性がいいのが御殿場。一番のチャンス」と初優勝へ並々ならぬ意気込みを語っていた幡地。あすは残りの2ホールを消化するため、早朝のプレーからになるが、「変なことがなければ18番はバーディかイーグルは獲れる計算はある。11番のダボはいつでも取り返せる」。タフな1日が予想されるが、初優勝へ全力を注ぐ構えだ。(文・神吉孝昌)

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