米俳優組合の“史上最長”スト、118日間で終結 映画製作等再開へ

【モデルプレス=2023/11/09】米映画俳優組合・テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)による118日間に渡ったストライキが、現地時間9日に終結する。米メディアが報じた。

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◆米俳優組合スト、約4ヶ月ぶりに終結

米「Variety」によるとSAG-AFTRAの交渉担当者は、ハリウッド史上最長となる映画・テレビスタジオに対する俳優たちのストライキを終結させる暫定合意について承認。現地時間9日午前12時1分に正式に終了すると述べた。

16万人の映画・テレビ俳優などで構成されるSAG-AFTRAは、ストリーミング時代における人工知能(AI)に対する俳優の保護と賃上げを求め7月14日からストライキを実施。今回の合意により、ほとんどの最低賃金が7%引き上げられることになる。組合員に送られたEメールによると、協約には“ストリーミング参加ボーナス”も含まれ、年金と健康保険料も増額される。組合側はEメールで「あらゆるカテゴリーの組合員が持続可能なキャリアを築けるような契約に到達した」と述べた。協約の全詳細は、10日に発表される予定となっている。

ストライキに突入して以来、少数の独立系映画製作を除き、ほとんどのハリウッドのテレビ・映画製作はストップしている。ストライキ終結により、俳優たちは9日から仕事に復帰可能に。1980年に行われた95日間という記録を超え、118日間に渡るハリウッド俳優らのストライキは歴史最長となった。(modelpress編集部)

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