もう買わない? 大幅値上げ「ジャパン・レール・パス」 一方で購入急増したきっぷとは

6割以上が「購入したい」とは言わない結果に。

円安も追い風

 旅行・レジャー予約サイトを運営する「Klook」は2023年10月、訪日外国人のみ購入できる鉄道周遊パス「ジャパン・レール・パス」について、アジア太平洋地域(計7の国と地域)の日本旅行計画者へ対するアンケートを実施。11月8日(水)、その結果を公表しました。 「ジャパン・レール・パス」ではJR各社の鉄道や路線バス、宮島フェリーなどが乗り降り自由となるほか、新幹線や特急列車も利用できます。パスは日本時間10月1日午前4時から値上げされており、例えば「7日間用」(大人・普通車利用)をJR指定の販売店で購入すると5万円(従来は2万9650円)です。●パスは約70%値上げしましたが、それでも次の日本旅行で購入したいですか?・はい:39.0%・いいえ:18.0%・分からない/迷っている:43.0%●パスの値上げにかかわらず、日本旅行はまだまだお得だと思いますか?・はい、円安のためお得だと思う:41.6%・はい、ほかの交通手段など含めお得だと思う:52.5%・いいえ:5.9% 以上より、Klookは「パスの値上げに関する懸念は、日本への旅行需要にはほとんど影響を与えていないことが判明した」と分析しています。 一方で値上げ後、サイト「Klook」を経由した予約は4週連続で、新幹線の区間片道きっぷがパスの売上を上回ったそう。これについては「訪日客は柔軟かつ手頃な交通手段を利用することも厭わないということがわかる」としています。 また、日本国内をどのように移動するかを決める際に訪日客が最も重要視するのは、手頃な料金、予約とチケット引き換えのしやすさ、1枚のチケットでカバーする都市という結果も得られたとしています。■アンケート実施概要・調査期間:2023年10月13日(金)から24日(火)まで・調査方法:Facebook、Instagram、TikTok、Messengerアプリにて調査・対象:韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、フィリピン、ベトナム、香港における、日本旅行を具体的に計画しており「ジャパン・レール・パス」について知っている18歳以上の男女・有効回答数:353

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