古江彩佳は最終2戦へ仕上がり好調 アジア連戦では思わぬ発見に「おもしろいなと」

<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 事前情報◇8日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
 
年間ポイントランキングで10位につける古江彩佳が残り2戦へと向かう。約2カ月ぶりの米本土の戦いを前に、「最後まで頑張りたい」と気合を入れ直した。
日本ツアーで3試合、そしてアジアシリーズ3連戦を終えて、気持ちも新たにした。とはいえ、今週と来週の最終戦を終えれば米ツアーも今季は終わり。その後帰国して日本最終戦の「JLPGAチャンピオンシップリコーカップ」への参戦も表明しているが、ひとまず主戦場でのラストを気持ちよく飾るつもりだ。
 
昨年大会ではいわゆる“ペタペタ”の芝にも苦戦し48位タイに終わったが、今年はそこでも成長を見せた。シーズン途中にはアイアンを変えて、米国の薄い芝にも適応。好結果を残してきたが、それが逆に日本やアジアでは思わぬミスを誘発する結果となった。
 
日本では、珍しく予選落ちも喫した。アジアでは韓国で10位タイに入ったが、マレーシア戦では最終日にトリプルボギーを叩くなど『らしくない』ゴルフでスコアを伸ばせず。「勉強だなと思います」と、世界を股にかけて戦う古江でも、まだまだ学ぶことが多い。
 
「こっちをよくしたらやっぱり違うほうが(出てしまう)というのが、やっぱりおもしろい」と、アジャスト能力をさらに磨くことは来年に向けての課題。好結果を残してきた裏では、まだ伸びしろを感じている。そんなところが“おもしろい”と感じている部分だ。
 
気になる点があるとはいえ、まずは今週と来週に向けて「最後まで戦い抜きたい」と気持ちを引き締める。「いい成績で久しぶりに上がりたい」と目標は上位。その手応えも「たぶん(笑)」と古江らしい答えが返ってくるが、米ツアー2勝目を視界に入れないわけがない。ランキング日本勢トップの実力を最後の最後まで見せつけてシーズンを締めくくる。(文・高桑均)

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