「あ、デザイン違う!」大分ホーバークラフト2隻目が到着! 完成間近の旅客ターミナルも

建設中のホーバークラフト旅客ターミナルの姿も

1番船から遅れること2か月余り 2隻目も大分に到着

 大分県が、大分空港(国東市)~大分市間に就航を計画しているホーバークラフトの2隻目「Banri」が2023年11月8日、大分港に到着しました。 ホーバークラフトは、大分空港のアクセス改善を図る目的で導入が進められているものです。メーカーはイギリスのグリフォン・ホバーワークで80人乗り、最高速度は45ノット(約83km/h)出ます。

「Banri」は8日午前7時半ごろに貨物船に載せられて大分港へ到着。そこで貨物船に備え付けられたクレーンで海面に降ろされると、大分港西大分地区に建設中のホーバークラフト旅客ターミナルに向け、自力航走していきました。 大分県は、3隻を導入する予定で、1番船「Baien」はすでに8月下旬に納入済み、残る3番船「Tanso」も日本へ向けて出荷を待っている状況です。 なお、外観デザインは3隻とも白地に赤のアクセントと、側面を中心に紺色の星をちりばめたものですが、先頭部は3隻それぞれ異なるデザイン担っています。具体的には1番船「Baien」が白地に赤色のライン。2番船「Banri」が白地に赤色の半円(先端向き)、サイドから紺の「ゆらぎ」模様。3番船「Tanso」が白地に赤色の半円(コクピット向き)と、取り囲む同心円状の赤・橙のグラデーションです。 県の計画では大分空港と大分市を最短約30分で結ぶとしており、運航は、北九州市を拠点に全国でタクシー事業や旅客船事業を展開している第一交通産業が新たに設立した「大分第一ホーバードライブ」が担います。 ちなみに、「Banri」が大分港に到着した8日に、大分第一ホーバードライブは1番船「Baien」を用いてパイロット訓練を開始しましたが、午前7時過ぎに大分空港隣の発着場で衝突事故を起こしています。幸いにもけが人はいなかったものの、「Baien」は長期間の修理が必要になっています。

externallink関連リンク

船のスクリューやめます 日本郵船が2050年の船のコンセプト発表、どう動かす? 陸に上がった巨大フェリー「さんふらわあ きりしま」 水面下には「動くヒレ」があった 大型船の底はなぜほぼ赤い? 喫水線を示すのみならず 「あの色」であることの理由
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)