三代目JSB岩田剛典が抱く孤独 ストイックに乗り越え続けてきた13年間「自分を磨かず安定は得られない」<「モノクロの世界」インタビュー前編>

【モデルプレス=2023/11/06】EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(いわた・たかのり/34)にモデルプレスがインタビュー。2021年にソロプロジェクトを立ち上げ、最新曲となるデジタルシングル「モノクロの世界」(11月6日リリース)では新たな創作で自身を表現している。2010年のデビューから約13年──グループ、ソロでのアーティスト活動に加え、俳優としても第一線で活躍し続ける彼が抱いていた“孤独”から内に秘めた強さが見えてきた。<前編>

【写真】岩田剛典、直筆油絵ジャケットのクオリティが凄い

◆岩田剛典「モノクロの世界」

ソロプロジェクト「Be My guest」を立ち上げ、2021年9月にソロアーティストとしてデビューを果たした岩田。2022年に開催された初のソロツアーを収めたBlu-ray&DVD「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」以来、約7ヶ月ぶりのリリースとなるデジタルシングル「モノクロの世界」は、シンプルなLo-Fiサウンドをベースにチルでリラックスできるラブソング。作詞は自身で担当し、孤独を抱えた暗闇の隙間から差し込んだ一筋の光のような存在をイメージし、人の温もりや大切な人を思う気持ちを表現している。

ジャケットは本人直筆の油絵になっており、歌詞の世界観に寄り添ったデザインに。またミュージックビデオは、パリに行った際に、マネージャーと撮影した映像を使用して制作。遊び心も詰まった岩田ならではの作品となっている。

◆岩田剛典、歌詞に込めた思い

― まずは、新曲「モノクロの世界」のポイントやこだわりを教えてください。

岩田:(机に置いてあった資料を見ながら)今回はシンプルなLo-Fiサウンドをベースに、チルでリラックスできるラブソングナンバーです(笑)!曲自体は、2022年の冬頃から作り始めていて、約1年前から密かに温めていました。少し肌寒くなってきたので季節的にもちょうど良いんじゃないかという話になり、このタイミングでリリースすることになりました。疲れていたり孤独を感じたり退屈していたり…そういうときに、人との出会いによって同じものを食べていても、同じものを見ていても、それまでの自分とは違うように感じる瞬間があると思います。そういう瞬間は、元々色彩のない世界に生きていた人が、何かのきっかけによってだんだん鮮やかになってくるような感覚と同じなのかなと考えました。僕は絵を描くので、その観点からも、モノクロの世界からだんだん色彩が入って色づいていくといったコンセプトで曲を作りたいという思いがあったんです。また、今回のトラックはすごくシンプルですが、それをラブソングの歌詞にして消化したら、きっと自分の伝えたい世界観が表現できるのではないかと考えて作りました。

― 特にご自身の考えが反映されている歌詞はありますか?

岩田:全て自分の考えかもしれません。今回は絵を描いているような感覚で作詞しました。例えば、コンクリートやプラスチックみたいに少し冷たさを感じる世界の中に1人主人公がいて、その主人公がストーリーの中で恋人や想い人、大切な人と出会うことで、だんだん自分の見えていた世界が、実は色があった世界だと気付いていく…という少しアニメチックなイメージで歌詞を書いています。

◆岩田剛典が悲しみを乗り越えた方法

― この楽曲では、孤独を抱えた暗闇の隙間から差し込んだ一筋の光のような存在をイメージしたとのことですが、岩田さんご自身が孤独を感じることや、暗い気持ちになってしまうことはありますか?

岩田:あります。こういうお仕事なので自分を磨かず安定は得られない…という言葉が合っているか分かりませんが、安定が保証されていない世界だと思うんです。時折、自分の現状や今の気持ちを第三者には分かってもらえないだろう、とどこか線を引いてしまう瞬間があって、孤独を感じます。あとは、シンプルに疲れ果ててしまうと「眠いな」「疲れた」と思わず口に出しそうになってしまいます。

― そういったときは、どのように乗り越えていますか?誰かに相談して解決するタイプ?

岩田:相談して解決することだったら話しますが、話しても解決しないことを悩んでいることの方が多いので、人にはあまり話さないタイプかもしれないです。結局、そのストレスを別の形でガス抜きして、また歯を食いしばる…の繰り返しです。あとは、自分にどれだけ厳しくできるか、どれだけモチベーションを高く保てるか、になってくるかなと考えています。だんだん人に何かを言われてやることがなくなってきて、最近は、自分が選んだ道で自分が選んだことを突き詰めていくフェーズにいるので、途中で諦めるのも自分だし、ぼーっとするのも自分だし、全て自分次第なんです。だからといって、人間なので体力も頭の中で考えることとも限りがあって、たまにショートしてしまうこともあります。そうすると、「どうしようかな」「ちょっともう心も体も限界だな」と暗くなるときもあるのですが、息抜きをしつつ乗り越えています。これは一時的なガス抜きであって、根本的なプレッシャーやストレスの解消にはなっていないと思うのですが、1つピリオドというか句読点を打つような感覚で切り替えています。束の間のガス抜きをして、またそこから同じループが始まるというのはずっと変わらず、この数年はそんな生活を送っています。

― 仕事以外の形で息抜きを?

岩田:そうですね。僕にとっては友人の存在がすごく大きいです。仕事の愚痴を言うわけでもなく、ただ、たわいもない時間が息抜きになるので、そういう存在がいてくれることが良いなと思います。

★インタビュー後編では、三代目JSBメンバーの存在や夢を叶える秘訣について語ってもらった。

(modelpress編集部)

◆岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール

1989年3月6日生まれ。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の出演作はドラマ「シャーロック」(2019)、「プロミス・シンデレラ」(2021)、
「金魚妻」(2022年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年4月期)、映画「AI崩壊」(2020年)、映画「新解釈・三國志」(2020年)、映画「名も無き世界のエンドロール」(2021年)、「ウェディング・ハイ」(2022年)、「死刑にいたる病」(2022年)、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022年)、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」(2023年)など。また、2024年度前期NHK連続テレビ小説「虎に翼」への出演も決定している。

【Not Sponsored 記事】

externallink関連リンク

【写真】登坂広臣目線の岩田剛典“彼氏感”がすごいと話題岩田剛典、篠原涼子と濃厚キス奈緒&岩田剛典、車内キス “ラブシーンの対比”が話題【写真】岩田剛典「anan」官能特集で肉体美披露【写真】岩田剛典、上半身裸で胸キュンシーン連発
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)