チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、古巣との一戦に向けて言及した。5日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
前節終了時点でプレミアリーグで11位(現在は13位)だったチェルシーは6日に行われる次戦、ここまで無敗で首位に立つ(現在は2位)トッテナムとのロンドン・ダービーに挑む。
2014年7月から2019年11月までトッテナムを率いていたポチェッティーノ監督にとっては、退任後初めて古巣との対戦を迎える。今夏ロンドンに本拠地を置くライバルチームに就任した同監督だが、いずれ古巣に戻ることはあるのかと聞かれると、「誰がわかるんだい?」とその可能性を否定しなかった。
「それは人生と同じで、明日何が起こるかはわからない。今日を楽しむ必要がある。51歳になった今、今日を楽しむようにもっと考えるようになった。将来や長期的なことではなくね。なぜ、ないと言えるのだろう?」
「なぜだ? できれば死ぬまでここ(チェルシー)にいたいと思っている。20年でも25年でもね。だが、サッカーの世界では何が起きるかはわからない。それはクラブ次第だ。私が働いていなくて、彼ら(トッテナム)が私を欲しがったら、どうなるかはわからないだろう?」
なお、トッテナム時代はファンからの信頼を獲得していたポチェッティーノ監督だが、チェルシーでは本拠地のリーグ戦6試合で1勝2分け3敗と結果が出ていない状況も影響して、試合終了時にブーイングを浴びることもしばしばあり、完璧な信頼を得ることはできていない。
そのことについてポチェッティーノ監督は「4カ月経った今? 嘘はつけないね」と古巣時代と同じ感情をファンから受け取っていないこと認めた一方で、今後の改善にも期待を寄せた。
「トッテナムで感じていたのと同じレベルに到達できることを願っている。なぜなら、それは私たちがここで本当にうまくやっているということになるからだ。もちろん、いつの日か同じレベルになると期待しているが、現時点で嘘は言えない。厳しい状況だ」