ビジャレアルが2度目の指揮官交代を検討か…後任最有力はマルセリーノ氏、実現すれば7季ぶりの復帰に

 ビジャレアルは、パチェタことフアン・ホセ・ロホ・マルティン監督の解任を検討しているようだ。5日、スペイン紙『アス』や同国メディア『Relevo』が報じている。

 今シーズン序盤戦4試合で1勝3敗と躓いたことで、昨シーズン途中に就任したキケ・セティエン前監督を解任したビジャレアル。後任にはパチェタ監督を任命したものの、指揮した公式戦11試合で4勝2分5敗と黒星が先行。5日に行われたラ・リーガ第12節アスレティック・ビルバオ戦では、試合終盤にFWジェラール・モレノとFWアレクサンダー・セルロートが立て続けにゴールを奪うも、前半の3失点が響いて2-3で敗北を喫した。これでリーグ戦に関しては8試合で2勝3分3敗となり、降格圏との勝ち点差は「5」となっている。

 そして、今節の敗戦を受けたクラブ上層部は、早くも2度目の指揮官交代を検討しているようだ。『アス』によると、今後数時間から数日以内に同指揮官の進退を協議し、決断を下すという。アスレティック・ビルバオ戦後には、フェルナンド・ロッチ会長が主将DFラウール・アルビオルと15分程の会談を行い、ドレッシングルームにおけるパチェタ監督の影響力やチーム状況について確認したと報じている。

 なお後任最有力候補は、マルセリーノ・ガルシア・トラル氏とのこと。『Relevo』は、ビジャレアルがかつて3シーズンに渡って“イエローサブマリン”を率いたマルセリーノ氏を2024年夏に復帰させるプランを企てていたと指摘。しかしこの現状と、マルセリーノ氏がわずか2カ月余りでマルセイユのベンチから去ることを決断し、フリーとなったことにより、就任を前倒しにする可能性が浮上している。当初は、来夏の招聘に向けた交渉の準備を進めており、少なくとも2年契約を提示する予定だったようだ。

 またマルセリーノ氏も、ここ最近指揮官交代を決断したアルメリアとセビージャから就任オファーを受けたものの、ビジャレアル復帰に対する思いを理由に拒否している。2016年夏の退任の引き金となったのはクラブ上層部との衝突だったが、すでに関係は再構築されているとのこと。残すは最終合意のみで、7季ぶりの指揮が近づいている。

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