
今季からチャンピオンシップ(イングランド2部)に舞台を移して戦っているレスターの連勝が、同じく降格組のリーズに止められた。
ここまでレスターは、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディやナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョ、元ポルトガル代表DFリカルド・ペレイラら既存戦力に加え、元イングランド代表MFハリー・ウィンクスやU-21イタリア代表チェザーレ・カサディら新戦力の融合とエンツォ・マレスカ新監督のポゼッション重視の戦術で、ここまでリーグ戦で13勝1敗と最高のスタートを見せている。
しかし、3日に敵地で行われたチャンピオンシップ第15節のリーズ戦では、ポゼッション率が60割を超えるも枠内シュートは1本のみ。58分にリーズのFWジョルジニオ・ルッターに得点を奪われ、敗戦を喫した。
試合後、マレスカ監督は「全体的に満足している。試合に負けて当然だとは決して思わないが、これがサッカーだ」と、悔しい敵地での敗戦にも前を向いた。一方、リーズのダニエル・ファルケ監督は「最高のチームとの対戦だったが、果敢にプレーすること、全員で高い位置からプレスをかけること、あるいは規律を保って許容することが重要だった」と粘り強く戦った選手たちを称えた。
レスターはこの試合に敗れたことで、2試合未消化の2位イプスウィッチとの勝ち点差は「6」に。しかし、3位との勝ち点差は「11」と大差をつけている。昨季、ポゼッションスタイルを志し、圧倒的な強さでチャンピオンシップを独走したバーンリーのように、マレスカ監督の下、1年でのプレミア復帰に向けたレスターの挑戦は続いている。