キンプリ永瀬廉&杉咲花、仲深めたきっかけ明かす 北村匠海との撮影裏話も<「法廷遊戯」インタビュー>

【モデルプレス=2023/11/04】人気ミステリー小説を映画化した『法廷遊戯』(11月10日公開)で主演を務めるKing & Princeの永瀬廉(ながせ・れん/24)と、共演する女優の杉咲花(すぎさき・はな/26)。モデルプレスら取材陣のインタビューに応じ、同世代俳優として受けた刺激、仲良しぶりが伝わる撮影裏話、さらには差し入れエピソードまで語ってもらった。<インタビュー後編>

【写真】「法廷遊戯」永瀬廉&杉咲花が密着ハグ

◆永瀬廉主演「法廷遊戯」

本作は、原作者・五十嵐律人が現役司法修習生時代に刊行した本格法廷ミステリー小説『法廷遊戯』を映画化。『神様のカルテ』『白夜行』の深川栄洋氏が監督を務め、脚本を『総理の夫』『流星ワゴン』の松田沙也氏が手掛ける。

ロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公の「セイギ」こと久我清義(きよよし)役を永瀬、セイギの幼馴染で同じく法律を学ぶ織本美鈴(みれい)役を杉咲、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨役を北村匠海が演じる。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆくノンストップ・トライアングル・ミステリーとなっている。

◆“同世代”永瀬廉・杉咲花・北村匠海、互いに刺激を受けたこと

― 今回メインで出演されている北村さんが「友人の永瀬さん・杉咲さんが出演しているからオファーを即決した」とコメントしていますが、永瀬さん・杉咲さんは北村さんと久々の共演となり同世代俳優として互いに刺激を受けたことはありましたか?

永瀬:匠海くんは馨に重なる雰囲気があるので、清義と馨の日常的な描写では役の中でいつも通りの俺らの関係性が出ていたと思います。匠海くんが演じる馨は、どこか不気味だけど不思議な魅力があるとずっと思っていました。花ちゃんは、これまでの出演作品をいくつか拝見していますが、それを肌で感じられてすごく嬉しかったですね。それこそ面会室のシーンは忘れないと思います。そういう方々とできたことが、この作品で1番大きかったかなと思います。

― 杉咲さんはいかがですか?

杉咲:永瀬くんはすごく忙しかったと思いますが、撮影当時も疲れを感じさせずにいつもフラットでした。あとは「人見知りなんです」と言いながらも、頑張って話しかけてくれてたり、座長としてみんなに愛される才能を持った方だと思いました。カメラの前ではご自身の中で迷いや難しさもあったと思うのですが、それを表に出さずに1度チャレンジしてみる、果敢に挑んでいく姿がすごいなと。北村くんは深川組が3回目で、深川監督からの「今、5分かかっていたので、これを3分にしてください」といった奇抜なリクエストにもいつものことのように淡々と応えている姿を見ると、3回目だからこその関係性を感じましたし、そんな北村くんが現場にいてくれるだけで、安心して飛び込んでいくことができるような感覚もありました。

― 3人のシーンもありますが、撮影の合間にお話することはありましたか?

永瀬:3人で話した時もありましたが、花ちゃんと匠海くんがよく喋っていましたね!ちなみに僕は北村くんとカレーの話をしていました。以前、共演していた時にスパイスカレーにハマっているって言っていたので、最近はカレーを作るのか聞いたところ「最近はインスタント」って言っていました(笑)。

杉咲:忙しいし、ね。

永瀬:作るのを辞めていたのは悲しかったです。僕は全くスパイスカレーを作ったことないですが(笑)。

◆初共演の永瀬廉&杉咲花、“絵しりとり”で仲深める

― お話を聞いているとお2人は今回初共演ですが、以前から仲が良かったようにも思えます。

永瀬:ゴリゴリ初めましてです(笑)。(平野)紫耀が一緒に共演していて、それで間接的にお会いしていましたが、こうやってしっかりお話をする機会は今回が初めてでした。でも俺ら2人で絵しりとりしたよね、覚えてる?

杉咲:序盤の方に1回したね!

永瀬:回数じゃないから。濃さやからな。

― 仲を深めるきっかけとなった絵しりとりはどのタイミングで始まったのですか?

永瀬:撮影の待ち時間があって、その部屋に椅子とペンとホワイトボードがあったから、「もうこれ絶対絵しりとりしてほしいじゃん」と思って、「一応やろうよ」って誘ったらやってくれて(笑)。

杉咲:それが、実は私もやりたいなと思っていたんです!

永瀬:まぁじ?!

杉咲:だって本当に、「絵しりとりやってください」と言わんばかりの空間だったんですよね。

永瀬:そう!ほかすることあるん?ってくらいだったよね(笑)。

― 2人とも同じ発想になったのがすごいですね!

永瀬:やっぱそうなんか~。花ちゃんから絵しりとりがしたそうなの感じたもん(笑)。

杉咲:だからすんなりできたんだね(笑)。お互いに読み解けない時もありましたけど、楽しかったです(笑)。

◆永瀬廉&杉咲花が知りたい互いの“秘訣”とは?

― 今回登場人物の秘密が明かされていく映画にちなみ、お相手の「こんなところすごいけど秘訣を知りたい」とそれぞれ思うことがあれば教えてください。

永瀬:なんでずっとそんないい人なの?

杉咲:(笑)。いやいや。

永瀬:疲れてない?大丈夫?

杉咲:それはね、私も思った!疲れを表に出さないよね。

永瀬:いやー、疲れてるよ?ハハハハハ(笑)。

杉咲:疲れているはずなのに、周りに気を遣わせない優しさがあるんですよね。「大丈夫?」って言わせない穏やかさというか。

永瀬:疲れていたとしても、シンプルに“楽しい”が勝つんですよね。疲れを忘れちゃうから、多分そう見えているのかもしれないです。

― 何か楽しむ秘訣があるのですか?

永瀬:このお仕事が好きだからもありますし…なんだろうね、わかんないかも。

杉咲:感覚として楽しめてしまうというのは、才能だなぁ。

永瀬:ありがとうございます!嬉しいわ。

― お互いに「なんでそんなにいい人なのか」というところが気になる部分なんですね。

永瀬:そうなんです。会うたびに、花ちゃんの雰囲気に包み込まれていました。

◆永瀬廉、座長として差し入れしたものは?

― ここまでのお話で同世代の方々と親交が深まったことが伝わりましたが、そんな中でも永瀬さんが座長として何かしたことはありましたか?

永瀬:差し入れしました(即答)!めっちゃ美味しいチーズカレーと、もう2種類を差し入れしました。今まで座長らしくというのはあまり意識したことがなくて、「みんなついてこいよ!」というのは得意ではないので、自然体でみんなで頑張れればいいなというスタンスでやりたいなと思っています。

― 公開を楽しみにしています!貴重なお話をありがとうございました。

◆永瀬廉&杉咲花/インタビューこぼれ話1

久々の再会となった2人は、インタビューが始まる前に顔を見合わせるなり「めっちゃ久々~元気だった?」(永瀬)、「元気だよ。暑いね」(杉咲)と一瞬で笑顔に。インタビュー回答中に杉咲が唐突に笑い出した場面では、周囲の反応を察した永瀬が「笑うの早いの(笑)。まじでこっち伝わってないから(笑)」と即座にツッコミを入れるなど、微笑ましいコンビネーションを見せていた。

◆永瀬廉&杉咲花/インタビューこぼれ話2

撮影中の控え室が真っ暗だったことを明かした永瀬は、「スマホのライトで花ちゃんを照らしていましたよ(笑)。花ちゃんの顔が見れんかったからさ、どこ向いて喋ったらいいかわからんかったの」と思い出して笑うと、杉咲も「めちゃくちゃまぶしかった(笑)」と笑顔で一言。撮影中の苦難(?)を乗り越えて絆を深めたことがわかるエピソードを披露してくれた。(modelpress編集部)

◆永瀬廉(ながせ・れん)プロフィール

1999年1月23日、東京都出身。2011年4月にジャニーズ事務所に入所し、2018年5月にCDデビュー。整ったルックス・抜群のスタイルで人気を博しているほか、俳優としても頭角を現し、2019年、映画『うちの執事が言うことには』で映画初主演を務め、2020年に主演を務めた映画『弱虫ペダル』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2021年5月『おかえりモネ』にてNHK連続テレビ小説初出演を果たし、2022年はドラマ『わげもん〜長崎通訳異聞〜』(NHK)、『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ・日本テレビ)で主演、2023年は『夕暮れに、手をつなぐ』『ラストマン-全盲の捜査官-』(ともにTBS)に出演した。

◆杉咲花(すぎさき・はな)プロフィール

1997年10月2日、東京都出身。2016年に公開された映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では『第40回 日本アカデミー賞』『第41回 報知映画賞』『第59回 ブルーリボン賞』助演女優賞をそれぞれ受賞。NHK2020年度後期連続テレビ小説『おちょやん』ではヒロインを務めた。そのほか、近年の主な出演作は、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK/2019年)、主演ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ/2021年)、『プリズム』(NHK総合)、映画『青くて痛くて脆い』(2020年)、『大名倒産』(2023年)など。待機作として『市子』(2023年12月8日公開予定)、『52ヘルツのクジラたち』(2024年3月公開予定)が控えている。

永瀬:ヘアメイク KAZUOMI(LOTUS)、スタイリスト 丹ちひろ、横田勝広(ともにYKP)、衣装 CULLNI(Sian PR)
杉咲:ヘア MAMI(OOO YY)、メイク MASAKO TOYODA(dynamic)、スタイリスト 中澤咲希

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