低下するボール保持率、増えるボールロスト…F・デ・ヨング不在で苦しむバルセロナ

 バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの不在に苦しんでいるようだ。11月1日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 シャビ・エルナンデス監督体制2年目の昨シーズンのラ・リーガで4年ぶり通算27度目の優勝を果たしたバルセロナ。“王者”として臨む今シーズンはここまで11試合を消化し7勝3分1敗・勝ち点「24」と、“宿敵”レアル・マドリード、ジローナ、アトレティコ・マドリードに次ぐ4位に甘んじている。一方、チャンピオンズリーグ(CL)では苦戦を強いられつつも、開幕3連勝を飾った。

 そんなバルセロナはシーズン序盤から負傷者が続出。現在はスペイン人MFセルジ・ロベルトや同国代表MFペドリ、F・デ・ヨングらがケガの影響で戦線を離脱中。現地時間10月28日に行われたラ・リーガ第11節レアル・マドリード戦ではメンバー入りを果たしたものの、フランス代表DFジュール・クンデやブラジル代表FWハフィーニャ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキらは直近の数試合を欠場していた。

 ベストメンバーで試合に臨む機会が少ない今シーズンのバルセロナだが、不在の影響を最も受けているのはF・デ・ヨングだという。『アス』によると、バルセロナは通常「70パーセント」近いボール保持率を誇るものの、F・デ・ヨング不在時はこの数値が10パーセントほど低下するとのこと。また、1試合あたりのボールロスト数に至っては、出場時の平均「106回」に対し、欠場時は平均「130回」まで増加するようだ。とりわけボール保持の局面において、バルセロナがF・デ・ヨング不在による悪影響を受けていることがわかる。

 なお、F・デ・ヨングが欠場したラ・リーガ直近5試合の戦績は2勝2分1敗。レアル・マドリードとのエル・クラシコに敗れ、マジョルカとグラナダ相手にも勝ち点を落としている。F・デ・ヨング不在時の戦い方を整備することこそが、バルセロナのラ・リーガ連覇の鍵を握ることになるかもしれない。

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