<ワールドワイド・テクノロジー選手権 事前情報◇1日◇エル・カルドナル at ディアマンテ(メキシコ)◇7452ヤード・パー72>
11月1日、平田憲聖と株式会社ACNがスポンサー契約を締結した。平田は今週出場する米国男子ツアー「ワールドワイド・テクノロジー選手権」からACNのロゴが入ったウェアでプレーする。
オフィス機器の販売・施工・メンテナンスや不動産の売買・賃貸・管理などを行うACNから平田にオファーがあったのは、同社が主催する国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップ」(10月5~8日)のとき。「すぐに声をかけていただいて、トントン拍子に決まった」と平田は振り返る。
平田は大阪学院大3年だった2021年、国内男子ツアーのファイナルQTで2位に入ってプロ転向した。22年のルーキーシーズンは大学生プロとして20試合に出場。賞金ランキング58位に入り、いきなりシード権を獲得した。そして、大学を出て迎えたツアー2年目の今シーズンは、5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」で同い年の中島啓太とのプレーオフを制してツアー初優勝、7月の公式戦「日本プロゴルフ選手権」で2勝目と大きく飛躍した。
さらに、ミズノ優勝の権利で7月の「全英オープン」に出場を果たし、2週前に行われた日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」では初出場ながら6位タイに食い込み、今週の米ツアー出場権をつかんだ。今回ACNとのスポンサー契約に至り、「今までよりもいっそう気が引き締まりますし、結果を出せればと思っています」と話す。
「去年と比べたらセカンドショット以降が安定して、パッティングも良くなった。凡ミスが確実に減って、ちょっとのことなんですけど、4日間戦うにはすごく大事だと思う」と、ツアー生活も2年目となり、自身の成長を実感している。
今週は「初めてのメキシコ」。プロになってからイングランドでの全英オープン、日本でのZOZOチャンピオンシップと米ツアーに出場してきたが、北米大陸での試合自体も初めてとなる。キャディはZOZOでもタッグを組んだ高橋淳也氏。英語については「そんなにしゃべれない。多少です」というが、用品契約を結ぶミズノから英語が話せるスタッフが帯同し、プレーに集中できる環境が整った。
「まずは予選通過することが目標。どれだけ自分がやれるか楽しみ。経験できることはうれしいなと思っています」。22歳にとって、さらなる成長につながる一週間となりそうだ。
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