今週米ツアー初開催 タイガー・ウッズが自身設計コースを視察

<ワールドワイド・テクノロジー選手権 事前情報◇31日◇エル・カルドナル at ディアマンテ(メキシコ)◇7452ヤード・パー72>
 
タイガー・ウッズ(米国)がオープニングの記念すべき第1打を放ったのは。およそ9年前だ。今週のPGAツアー「ワールドワイド・テクノロジー選手権」が開催されるメキシコ・ロスカボスにあるエル・カルドナルatディアマンテは、ウッズが設計を手がけたコース。その開幕を2日後に控えた10月31日、ウッズがコースに登場した。
ウッズ設計のコースでPGAツアーが行われるのは今週が初めてで、5年契約となる。これまでは同じメキシコのエル・カマレオンGCで行われていたが、同コースではLIVゴルフが行われるため、今年からエル・カルドナルへと舞台は移された。

31日の午後。薄いピーチ色のシャツに黒パンツ、黒い帽子にサングラスという出で立ちで現れたウッズは、ゴルフカートに乗ってコースを見て回った。ウッズが設計した『オアシス』と呼ばれるショートコースでは、PGAプロ、マイケル・ブルックス(米国)によるファーストティのレッスンが行われ、ウッズは興味深くそれを視察した。やや足を引きずっていたものの、元気な姿を披露。その後白いSUVに乗り込みコースをあとにした。会見などは行われなかった。

現在3番目のコースとなる「レガシー」が建設中で、同コースでもツアー競技の開催が予定されている。(文・武川玲子=米国在住)

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