マレーシア戦の次は日本開催TOTOも…上位勢は軒並みスキップ 来年は日程変更でトップ選手も集結か

<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇30日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>

米国女子ツアーのアジアシリーズは4連戦の3戦目までが終了し、舞台は茨城県へと移る。日本で唯一開催される同ツアーの「TOTOTジャパンクラシック」は米ツアーから43人、日本ツアーから35人が出場し、予選落ちのない4日間大会として行われる。
例年、米ツアーのトップ選手を迎えるはずだが、ランキング上位の選手は軒並みスキップ。理由はさまざまだが、最も多いのは“過密日程”によるもの。翌週にはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)がホストを務める高額賞金大会が米フロリダ州で開催。その翌週は最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」で、年間女王を決める大事な時期。そのため、日本から米東海岸へのハードな移動を理由に、出場を断念する声が多く聞かれる。

そんな理由もあってか、関係者の話によれば来年はTOTO後に1週間の空き週を設ける予定だという。2024年シーズンの日程は来月に正式発表だが、すでに選手や関係者に通達されている仮の日程では、この強行軍はなくなることになる。実は以前も1週間の空きが入った時期もあり、選手にとってはより参戦がしやすくなる。

世界ランキングでいけば、TOTOにエントリーしているのは7位のキム・ヒョージュ(韓国)が最上位で同10位内は一人だけ。ツアーの年間ポイントランキングで見れば、トップ10で出場するのは同4位のヒョージュと同9位の古江彩佳だけだ。

「日本に行きたかったけど断念した」という日本びいきの選手からは嘆きもちらほら。世界を飛び回る選手たちにとっては、なんとも悩ましい決断だったようだ。なお、昨年大会覇者のジェマ・ドライバーグ(スコットランド)は今年も元気に参戦。「コースが違うのは残念だけど、寿司とラーメンが楽しみ」とマレーシア戦直後も元気いっぱいに日本へと飛んだ。

なお、米ツアーメンバーの日本勢では、古江、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみの全員がエントリーしている。

【お詫びと訂正】
10月30日(月)17時30分に配信しました同記事に関し、「米ツアーでは4年連続で同一大会の欠場は許されない。~」とありましたが、再取材によりアジアシリーズには適用されないことが分かりました。そのため、この部分の記事を削除させていただきました。ユーザーの皆様にご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。

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