
プレミアリーグ第10節が29日に行われ、ブライトンとフルアムが対戦した。
前節はマンチェスター・シティに1-2で競り負け、リーグ戦3試合ぶりの白星を逃したブライトン。この試合を含め直近では公式戦5試合勝利なしと苦境に陥っていたものの、ミッドウィークに開催されたヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節ではアヤックスに完封勝利を収めた。今節はホームにフルアムを迎えての一戦。ELでクラブ史上初勝利を収めた勢いそのままに、リーグ戦4試合ぶりに勝ち点「3」を掴みたいところだ。
序盤からホームのブライトンが攻勢を強める。7分にカルロス・バレバがボックス手前から左足を振り抜くも、枠を捉えたシュートはGKベルント・レノが好セーブ。さらにこぼれ球を拾った三笘薫がボックス内左へ送り、アダム・ララーナのクロスに最後はシモン・アディングラが合わせたが、再びGKレノが鋭い反応を見せる。17分には三笘がララーナ、マフムド・ダフードとの連携でボックス内左へ侵入し左足でゴールを狙うも、シュートは枠を外れた。
試合の均衡が破れたのは26分。ピッチ中央でのボール奪取からショートカウンターを発動すると、中央を持ち上がったパスカル・グロスがボックス手前のエヴァン・ファーガソンへ展開。E・ファーガソンが左足で狙うと、低い弾道のシュートがゴール左下隅に吸い込まれた。先制を許したフルアムはウィリアンを起点とした攻撃で何度か敵陣ゴール前に迫るも、最終局面での精度を欠いてネットを揺らすまでには至らない。前半はこのまま1-0で終了した。
後半最初のチャンスもブライトン。49分にボックス手前でFKを獲得すると、ルイス・ダンクの鋭いシュートはクロスバーを直撃。60分には三笘がゆったりとしたドリブルでボックス内左へ侵入し、ダフードを経由したボールを最後はバレバが狙ったがシュートは枠を外れた。対するフルアムは65分、前線からハイプレスを敢行しボールを奪うと、ジョアン・パリーニャがボックス手前で右足を一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さり、同点に追いついた。
勢いに乗るフルアムは68分、ウィリアンとアントニー・ロビンソンの連携で左サイドを崩し、最後は途中出場のロドリゴ・ムニスが至近距離からシュートを放ったが、GKジェイソン・スティールが好セーブ。追いつかれたブライトンは三笘や途中出場のアンス・ファティにボールを集め、勝ち越し点を狙っていく。82分には斜めの動き出しでボックス内に抜け出したファティが至近距離からシュートを放つも、GKレノの好セーブに阻まれた。
ブライトンは88分には左CKから決定機を作るも、相手DFの必死のブロックに阻まれ得点ならず。その後も攻め続けたブライトンだったが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず。試合はこのまま1-1で終了し、ブライトンはリーグ戦5試合ぶりの勝利を逃した。次節は11月4日に行われ、ブライトンはアウェイでエヴァートンと、フルアムはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
ブライトン 1-1 フルアム
【得点者】
1-0 26分 エヴァン・ファーガソン(ブライトン)
1-1 65分 ジョアン・パリーニャ(フルアム)