タイガース勝利から勇気をもらい 勝みなみは6月以来のトップ20でランクアップ

<メイバンク選手権 最終日◇29日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

勝みなみが5バーディ・3ボギーで2つ伸ばし、トータル11アンダーの17位タイでマレーシア戦を終えた。6月の「マイヤーLPGAクラシック」以来となるトップ20フィニッシュ。「いいショットもあれば、いいパットもあって」と、なんとか2アンダーにまとめたラウンドには納得と不満が入り交じる。
前半だけで3つ伸ばし、10番、11番でも連続バーディ。一時はトップ10内に浮上したが、そこから3ボギーと最後は息切れした。それでも「ショットはあまり不安はない」と十分な手応えをもって帰国し、日本開催の「TOTOジャパンクラシック」を迎えることができる。

3日目は「23」パットと入りまくったグリーン上だが、この日は「30」と苦戦。それでも「今週は自分の決めたところにリズムよく打つ」という課題を貫き通した。バーディ合戦のなかで4日間トータル19バーディはショット、パットがかみ合った証拠といえる。

前日は大ファンの阪神タイガースがオリックスバッファローズに8-0と大勝。「ちょっと怖い、打ち過ぎですよね」と、これには大興奮だ。「あの場面で力を発揮できるというのはやっぱりトップ中のトップの選手ができること」と、自身のファイナルラウンドに向けて大きな勇気をもらった。

これで年間ポイントランキングは77位に浮上。来季のフルシードが与えられる80位内に浮上した。きわどい戦いが続くが、「目の前の一打一打を頑張る。来週、再来週も頑張りたい」と気合を込めて、次戦へと向かう。(文・高桑均)

externallink関連リンク

クアラルンプールの死闘は延長“9回”決着 米女子ツアー史上2番目、前代未聞の3時間半 「これが精一杯」 渋野日向子が振り返る4日間の気づき、収穫、反省 最後の最後で“やっと”のビッグスコア 西村優菜が見据える残り3戦のゴール トリプル&ダブルボギーで後退 古江彩佳のミスに潜んだわずかな“違和感” 「勉強になった」 V逸の最終日、畑岡奈紗は失速を糧に地元戦へ
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)