苦悩するハフェルツをどう活かす? 地元メディア「アルテタ監督が参考にすべき選手は…」

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は、同クラブに所属するドイツ代表MFカイ・ハフェルツの活かし方に関するヒントを得るかもしれない。

 28日に「アーセナルはカイ・ハフェルツの能力を引き出す方法を見つけるかもしれない」と伝えたイギリスメディア『football.london』は、アルテタ監督が“ある選手”の活躍からヒントを得て、ハフェルツの活かし方を発見する可能性について指摘した。

 その“ある選手”とは、イングランド代表MFジュード・ベリンガム。20歳とは思えない完成度を誇るベリンガムは、今夏にレアル・マドリードへと加入すると、即座にチームの中心的存在となり、すでに公式戦13試合で13ゴール3アシストと圧巻の成績を収めている。28日に行われたラ・リーガ第11節のバルセロナ戦でも2ゴールをマークし、チームを“エル・クラシコ”勝利に導くなど、もはや“向かうところ敵なし”の状態だ。

 一方、ハフェルツは今夏にアーセナルへと加わったものの、ここまで新天地での適応に苦しんでいる。公式戦15試合に出場して1ゴール1アシストと、7,500万ユーロ(約120億円)もの移籍金に見合った結果を残しているとはいいがたい。

『football.london』は「この2人(ベリンガムとハフェルツ)を比較すると、どこが似ているのかという疑問が生じるかもしれない」と前置きしたうえで、次のように論じた。

「しかし、彼らには類似点がある。まず、ハフェルツに関しては、多くの人が彼をどのポジションで起用するのがベストなのかいまだ知らない点ついて議論する価値がある。このドイツ代表選手は単に下手な選手なのではなく、一夜にしてすべてのクオリティを失うこともない。実際、彼はレヴァークーゼン時代に最も価値のある若手選手の一人だったのだから」

「両足と頭でゴールを決められ、ペナルティエリア外からでもシュートをねじ込めるのは、ベリンガムとの共通事項だ」

「ベリンガムは、レアル・マドリードで大型ストライカー(ホセル)とプレーすることで、前線に生まれるポケットを見つけて侵入し、ゴールを陥れている。ハフェルツが活躍できていたレヴァークーゼン時代も、チームには(ケヴィン・)フォラントというターゲットマンがいて、ドイツ代表MFは今のベリンガムのように振る舞っていた。残念ながら(エディ・)エンケティアも(ガブリエウ・)ジェズスも、ホセルやフォラントのような“スペースの提供者”ではない。ハフェルツと相性が良いのは、最前線で空中での存在感を発揮できる選手なのだ」

 同メディアは「つまり、ハフェルツを活かしきるには、1月か来夏の移籍市場で大型ストライカーの加入を実現させる必要がある」と総括。ハフェルツが“スペースの受益者”となれる環境を整えることこそが、アルテタ監督にとっての利益になり得るという見方を示した。

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