もどかしい1日に「流れが来なかった」 西村優菜が目指す最終ラウンドのジャンプアップ

<メイバンク選手権 3日目◇28日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>
 
スタートの10番でバーディを奪ってから、その後の17ホールは1ボギー。17番から上がりの9番までの11ホールはスコアが動かずすべてパーだった。「流れが来なかったなと思います」という1日は連日の「72」。西村優菜はトータル2アンダーのままで、47位タイから52位タイに順位を落とした。
週末の2日間で二桁アンダーまで伸ばしたいと話していたが、ムービングでーの浮上は失敗に終わった。「ショットがあまりよくなくて、バーディチャンスも少なかった」と苦しい1日。「結構耐えてはいたんですけど」と落とすこともなくも、維持するのが精一杯だった。
 
チャンスにつけてもバーディパットが沈まない。「今日伸ばさないといけなかった」とフラストレーションがたまるラウンド。「ビッグスコアが出る感じではなかった」という18ホールで心身の疲労もたまる結果には、悔しさがにじみ出る。
 
前週の韓国戦はウェイティングから出場が叶わなかったものの、その前3戦はいずれも上位争いを演じ、優勝の2文字も見えていた。それだけに、ここでその流れを途切らせるわけにはいかない。「調子が落ちているわけではないけど、うまくかみ合っていない」という状態を打破すべく、「とにかく上だけを見て」と意気込む最終日に、大まくりを目指す。(文・高桑均)

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