難グリーンに屈した下家秀琉 「コースに打ちのめされた」悔しさ胸にセカンドQTへ

<アジアパシフィックアマチュア選手権 2日目◇27日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)◇7055ヤード・パー71>
 
「まあこれが今の自分の実力かなって感じです」。36ホールを終えた大阪学院大学4年生の下家秀琉(しもけ・すぐる)は絞り出すようにそう答えた。「決められそうなところで決められないので、ズルズル引きずってしまって、スコアにもつながってしまった」と、カットラインに4打届かず、トータル16オーバーでフィニッシュした。
「昨日めちゃくちゃ打っちゃったんで、悔いの残らない結果にしよう」と、初日の「81」を挽回しようと意気込んで2日目に臨んだ下家。スタートホールでボギーを喫し、2番で獲り返すも、その後もボギーがかさむ展開に。「8番で奥のブッシュに入れて、トリプルボギーでした」と、前半の最終ホール(今大会は1番、9番からスタート)でのトラブルで「気持ちがちょっと折れました」。
 
全体的に「ショットはそこまで悪くなかった」のだが、パターが「今日は…。今日“も”入らなかった。いつもなら獲り返せるけど、このコースは獲り返せなかった」と、最後までロイヤル・メルボルンGCの難グリーンを攻略しきれなかった。
 
実に「3年ぶりでした」と、大学1年生のころ、初めて出場した大会で叩いて以来となる80台が出てしまった今大会。「コースに打ちのめされたのは初めてです。自分のゴルフをもう一度見直させられるコースだったと思います。マネジメントとか技術だけじゃなく、気持ちの面もリセットして練習したい」と、“初めて”の海外の試合が、次のステップへのターニングポイントとなりそうだ。
 
「2週間後に(国内男子ツアーの)セカンドQTに出ます。ファイナルに絶対行って、来年プロとして試合に出られるように頑張りたい」。今大会での経験と悔しさを胸に、下家がプロの舞台へ挑む。(文・杉本夏希)

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