「芸備線と伯備線ショートカット道路」一部開通延期へ 国道183号の峠部 そもそもどんな道路に?

できたら絶対便利!

法面変状相次ぐ国道183号「鍵掛峠道路」

 国土交通省 三次河川国道事務所は2023年10月23日(月)、整備中の国道183号「鍵掛(かっかけ)峠道路」について、一部区間で遅れる見込みであることを明らかにしました。

 鍵掛峠道路は国道183号の広島・鳥取県境部区間における12.0kmのバイパス道路で、2025年度の開通が予定されていました。しかし広島県側の6.3kmについては、施工中に法面の崩落や変状が頻発。それを受け追加の法面対策工が必要となり、3年程度の期間を要する見込みだということです。開通時期については追って発表されます。 一方、約3500mの鍵掛峠トンネルを含む鳥取県側5.7kmは、トンネル工事が順調に進捗すれば、予定通り2025年度の開通予定だといいます。 鍵掛峠道路は、鳥取県米子市エリアと広島県備北エリアを結び、米子道(江府IC)と中国道(三次IC)をショートカットする約90kmの地域高規格道路「江府三次道路」の一部を構成します。県境部は、JR伯備線の生山駅(鳥取県日南町)と芸備線の道後山駅(庄原市)をショートカットするようなルートになり、そのまま芸備線沿いに三次まで高規格道路を構成する計画です。 江府三次道路は現在、鍵掛峠道路のほか、江府IC付近の江府道路(4km)が整備中。生山駅付近の生山道路(3km)、備後庄原駅付近の高(たか)道路(3km)は開通済みです。このほかは事業化されていませんが、もし完成すれば、米子市から広島市への最短ルートを構成します。

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