「潜水艦が道を走ってる!?」家よりデカい新型艦をわざわざ「陸上輸送」する理由とは

巨大な黒い物体が!

祭り用の山車ではなく潜水艦の一部です!

 イギリス海軍は2023年10月18日、現在建造中の次世代ミサイル原子力潜水艦である、ドレッドノート級「ドレッドノート」の一部ユニットを、BAEシステムズの製造施設からバロー・イン・ファーネスの通りを経由して、デヴォンシャー・ドックホールまで移される様子を公開しました。

 なぜ、潜水艦の一部が公道を通るかというと、潜水艦を建造しているBAEシステムズの製造施設が内陸にあり、艦を完成させるには、湖水地方の端にあるイギリス海軍の潜水艦ドックに行く必要があるためです。 巨大な台車に乗せられたユニットは全長約22mにもなるそうです。高さも周囲の家屋よりもかなり高く、この方式での潜水艦建造が始まった30年間で最長ユニットとのこと。そのため、「メガユニット」と名付けられました。 なお、機密保持や雨天のため、メガユニットは黒いビニールシートのようなもので覆われていましたが、イギリス海軍は「世界最大と思われる黒いゴミ袋で保護した」と発表しています。 ドレッドノート級は現在、イギリス海軍で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射機能を有す潜水艦として運用されている、ヴァンガード級原子力潜水艦の後継艦となるべく建造中で、1番艦「ドレッドノート」の就役は2030年頃になるとみられています。

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