女子ゴルフ界のレジェンド アニカ・ソレンスタムがオーガスタ・ナショナルGCのメンバーに!

オーガスタ・ナショナルGCに新たな女性メンバーが誕生した。メジャー10勝を含むツアー通算72勝を挙げ、世界ゴルフ殿堂入りを果たしているアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が、今月初旬に正式会員になったという複数の証言が得られたと米ゴルフチャンネルなどのメディアが伝えた。米LPGAツアーメンバーとしては初となる。
「マスターズ」を開催するジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCは厳格なメンバー制のプライベートクラブで、メンバーの氏名などは公表されないことでも知られている。オーガスタ・ナショナルGCや、ソレンスタムの夫でマネジャーを務めるマイク・マッグギー氏からもコメントは出ていない。
 
1932年に球聖ボビー・ジョーンズ(米国)により創設されたオーガスタ・ナショナルGCは、開場から80年もの間、女性会員を認めて来なかった。
 
しかし、『差別のあるコースではPGAツアーなどの競技は行わない』という規定から、2012年についに女性メンバーが誕生。元米国国務長官のコンドリーザ・ライス氏、実業家のダーラ・モーア氏が初のメンバーとなった。以降ペブルビーチ・ゴルフリンクスの会長職だったハイジ・ウエベロス氏、全米ゴルフ協会(USGA)のダイアナ・マーフィー氏、元IBM会長のジニー・ロメッティ氏らが女性メンバーになったと報じられている。
 
オーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長は「女性メンバーは我々にクラブにとても重要。今後グリーンジャケット姿の女性が増えるだろう」と話していた。
 
2019年からは「オーガスタナショナル女子アマチュア」が開催。第一回大会でソレンスタムは名誉スターターも務めた。その大会では安田祐香と笹生優花が3位タイに入り、21年大会では当時17歳の梶谷翼がプレーオフを制して優勝している。(文・武川玲子=米国在住)

externallink関連リンク

アニカ・ソレンスタム プロフィール オーガスタナショナルが初の女性メンバーを承認 ライス元米国務長官ら2名 涙のオーガスタ制覇 17歳の梶谷翼が2代目女王「何があっても楽しもうと」 17歳の梶谷翼がオーガスタで日本人初の優勝!【優勝会見全文】 「興奮した」安田祐香はオーガスタの歴史に名を刻む3位タイ
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)