大嶋港が同郷の“りょう”の活躍に刺激をもらい「出るからには1番」を目指す

<アジアパシフィックアマチュア選手権 事前◇24日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)◇7055ヤード・パー71>

「”りょう”とは小さいころから仲が良くて、オフも“りょう”が帰ってきたときに一緒に回らせてもらってます」。岡山県出身の大嶋港( 関西高等学校3年)が何度も名前を口にし、親しい仲だと話したのは、同じ岡山県出身で、「カズー・フランスオープン」にてDPワールド(欧州)ツアー初優勝を果たした久常涼だ。
「今年でナショナルチーム2年目。海外でプレーする機会が多くて、将来は海外でという思いが強くなります。涼みたいに、ヨーロッパやPGAでプレーしたい。でも、やっぱり海外で試合をしていると日本とは言葉も環境も違うので、海外で勝つことの難しさを感じます」。

「(久常とは)歳が3つしか違わないんですが、正直3年後自分もできるかと言われたらできないようなことを成し遂げて本当に刺激になりました」と、自分も世界を相手にしているからこそ、久常の成し遂げたことの偉大さをよく理解し、励みになっていると大嶋はいう。

「アジアパシフィックアマチュア選手権」が開催されるロイヤル・メルボルンGCは、「距離は長くないけど、グリーンの傾斜だったり、ティショットのターゲットだったり、1つのミスが大きなミスになる」と大嶋が話すように、コースは難しい。

「ティショットをどこに置くかがカギになると思います。地面が固いので、どんどん転がる。1つのジャッジミスが取り返しのつかないことになるので、頭を使わないといけません。でも逆に、これをきちんとできればいいスコアで回れる」と、攻略法を見出しているようだ。

「2週間後のセカンドQTに出る予定なので、その結果によってはこれが最後のアジアアマ。可能性はかなり低いかもしれない。でも、出るからには1番を目指して頑張りたいなと思います」。昨年は首位と5打差の5位タイフィニッシュ。世界で活躍する久常の背中を追いかけ、18歳の大嶋がアジアNo.1の称号を狙う。(文・杉本夏希)

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